欠陥住宅の裁判費用が高額すぎる。。。
裁判費用は高額です。欠陥住宅の場合、何を持って欠陥とするか、住宅診断から始めなくてはいけませんから、余計に費用はかさみます。
裁判費用だけでなく、もつれると1年程度は覚悟しなくてはなりません。
欠陥住宅なる可能性があるなら、はじめから家など建てないのが一番ですね。
せっかくの新築、こだわりの平屋を建てたまでは良かったけれど、住んで数カ月で天井にひび割れが入りました。
クレームを入れても現場に見に来ない、地元の評判のいい工務店に頼んだのに、これは欠陥住宅、訴えてやる!!
こんな書き込みを知恵袋系のサイトで見かけました。
私もその気持ちはわかります。
でも一方で、工務店の悪口をそんなところでばら撒いても、得られるものは何もないだろうにと思うのです。
愚痴をいっても何も事態が好転しないのですから、掲示板や知恵袋系のサイトへの書き込みなんて意味がないんじゃないかと。。
そんな場合は、まず担当営業に電話、対応してくれるまで電話しまくるべきです。
だって、明らかに施工した会社が悪いですからね、充分保証期間内ですし。
その後、担当がやっとやって来て天井のボードを貼り付けておく下地の施工不良だと説明があり、すべてやり直し。
これで怒りは収まりそうなものですが、対応が遅い、その後の謝罪が不十分、欠陥住宅を建てたくせに!!
と、怒りがおさまらない様子です。
しかし、問題部分の補修が完了しているので、この件については解決したとみなすのが一般的なのです。
欠陥住宅を放置された期間の心理的な苦痛はどうなるのか、とかいわれても対応しようがなかったりします。
心情的には理解できるのですけれどね。
先ほどのケースの場合、天井の不良個所が「損害」、下地とパネルの補修が「賠償」ですから事態は終わったととらえられます。
ですから裁判まではもつれないはずなのですが、家を建てた工務店側が非を認めない場合、裁判へと発展してしまいます。
天井が破れているケースは施工不良が明らかですが、例えば寒いとか暑いとかいったケースでは客観的な判断が必要。
調査会社に依頼して報告書をあげてもらい、それを手に弁護士の力を借りて、裁判へと挑みます。
しかし本当に金がかかるのがこの流れ。
暑い寒いの検査は結局、壁の撤去までやりますから、すでに30万円程度はかかっているはず。
これに加えて裁判所に払うお金=訴状に貼る印紙代なのですが、損害賠償請求額に応じて細かく決められています。
例をあげると、200万円だと1万5,000円、500万円だと3万円。
次に弁護士費用です。
弁護士の費用は、取り掛かってもらうときに支払う「着手金」と、解決したときに支払う「報酬金」にわかれます。
これもそれぞれ損害賠償請求額に応じて決まるのが一般的。
- 着手金は請求額の8%、
- 報酬金は解決した時に相手から取れた金額の16%
が相場と考えておくと間違いはないでしょう。
700万円の訴訟で買った場合なら170万円は裁判費用に消えます。
これに加えて裁判には、膨大な時間と心理的なストレスが加わります。
すぐ飛んできて保証してくれるメーカーばかりなら裁判なんか起きないんですけれどね。
やっぱり業者の選択が一番大切だ、こんなケースを耳にするたび、私は痛感するのです。
平屋建ての総合情報
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