欠陥住宅とエアコン、一見何の関係もなさそうですが、エアコンの取り付け時に、欠陥住宅にされる、そんなケースを耳にします。
施工は信頼できる業者で、当たり前のことですが節約という言葉の元、忘れそうになりますね。
エアコンと欠陥住宅一件何の関係もなさそうです。
ここで取り上げるのは、エアコン本体についてではなく、取り付け穴、室外機と本体をつなぐ穴についてです。
「住居を建てるときには、エアコンを後付けするにしても、設置用の穴はあけるように」
これは結構メジャーな教訓です。
穴を開けてもらうにもコスト、そんなことを考えたくなるのは理解できます。
しかしサービスで穴を開けてくれるからといって、エアコンの取り付け業者に依頼すると、こだわり平屋が欠陥住宅にされてしまう。
そんなケースも起こりうるのです。
エアコンの取り付け業者は、家のことについては素人、ただ穴をあければよいと思っている、そんなケースもあるのです。
何も考えずに穴を開けると、壁面にあけた穴から室内や壁内に雨水が侵入するようになったりする可能性が。
最悪、柱と柱の間にある斜めの部位「筋交い」に穴を開けてしまうというケースもあるのです。
筋交いは住宅の強度を保つのに重要な部分、本来なら施工主の瑕疵担保責任を問われる場所なのです。
ここに不備があったら欠陥住宅。
ところがそうではない、快適なはずの平屋建てがエアコンの穴を開ける費用をケチったばっかりに欠陥住宅にされてはたまりません。
やはり、家のことは専門家に任すべし、皆さんはそう思いませんか?
筋交いに穴、欠陥住宅にされてしまったというケース以外にも、つくべき傾斜が逆になってしまったというのもあります。
室内の方が外壁より高い位置に穴が開いていないと、外壁の雨が室内に入ってきます。
また、穴の周りのコーキングが劣化してしまう、使うべきパーツを付け忘れてしまう、そんなことで浸水を招くというケースもあるのです。
エアコンの取り付け業者ならまだしも、住宅の建設時にこのような穴の開け方をされてしまったら、欠陥住宅といわざるを得ません。
「いいもん安いのはイズミヤ~♪」とは、若い頃の笑福亭釣瓶師匠出演のCMですが、安いのにも限度があります。
何でも安ければいいと思うのは大間違い。
住宅を限界を超えて安く受注してしまった場合、ハウスメーカーは損をするわけにはいきません。
そのしわ寄せは下請けへとまわり、下請けは人件費の削減で、そのしわ寄せを解消しようとします。
結果、経験不足の若い職人が一人で不慣れな作業に取り組むようになると、エアコン穴の施工ごときで失敗が起こるのです。
安いものにはカラクリがあり、その結果、こだわりの平屋が欠陥住宅になってはつらいものがあるでしょう。
こだわったらその分だけは金を払う、自戒を込めて書いておきます。
平屋建ての総合情報
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