欠陥住宅詐欺にひっかからないために。
欠陥住宅を意図的に売りつける、建売を中心にそんなケースが増えているとの記事を目にしました。
詐欺、いやそれ以上に悪質な事態は住宅検査とグルになりおこなわれています。
欠陥住宅を売りつけるだけで詐欺、こんなことに引っ掛からないために防衛はしたいものです。
住宅に関する詐欺事件ならば、少し前にリフォーム詐欺なんていうのがはやりました。
500万円以下の工事をおこなう場合、建築業の認可を取得する必要がありません。
それを利用して、あやしい連中がリフォーム会社に早変わりして、よくつかまっていました。
例えば、床下を無料でチェックするといって、あらかじめ仕込んだ羽アリの死骸を、あたかも発生したかのように見せ付ける。
さんざん脅した揚句、その場で高額な床下換気などリフォーム工事の契約を結んでしまうといったもの。
こんなことやられると、リフォームの営業がやりにくくてしょうがない!!と、友人の工務店は怒り心頭でした。
さすがに、建築業の認可を受けている住宅メーカーや工務店だと、こういうことはないと思いますが……。
欠陥住宅を売ってしまうこと自体が詐欺みたいなものですよね。
実際リフォームの現場で、断熱材の入れ忘れが見つかったり、サイディングの規格がちがっていたりというのはよくある話。
住人は気が付かなかったとはいえ、これでは欠陥住宅、詐欺みたいなものです。
ところが、もっとひどい話を最近耳にしたのです。
「建売住宅の8割は欠陥住宅」そんなショッキングな記事を読みました。
建築中の現場を見ることができないことをいいことに、断熱材はおろか、筋交いをはぶくなんてことも珍しくないとか。
意図する、しないにかかわらず、筋交いをはぶく悪質さは、断熱材と悪質さが違います、明らかに詐欺です。
断熱材がなくても人は死にませんが、筋交いがないとなると、地震などのときは強度不足で人の生命にかかわります。
何気ない顔をして、壁を張ってしまえばたしかに筋交いはみえませんが、さすがにそれは詐欺どころではない事態です。
こんなうわさが立ったら、住宅診断がますます忙しくなるなと思っていたら、事態はもっと悪質。
心配になって住宅診断を依頼しても、診断をおこなう業者と住宅メーカーがぐるになっているので、欠陥は見つからないといいます。
欠陥住宅を意図的に売りつけておいて、ばれないように偽装する、これぞ詐欺。
建築業の立派な看板をしょっていて、こんなことをされてしまうと、さすがに対策の立てようがないです。
この話を聞いた直後に、例の横浜の欠陥マンション問題が持ち上がりました。
まったく何を信じてよいのか分からなくなってしまいます。
建売は買わない、建築中から検査業者を入れる、奇をてらった仕様にしない、オーソドックスなできれば平屋建てにする。
悪い評判のある住宅メーカーには依頼しない、狭い建築業界、悪い噂はすぐ広まります。
家を建てる側でできる対策は限られてきますが、自分たちで防衛できる限りはした方が後悔はないでしょう。
平屋建ての総合情報
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