欠陥住宅かどうか相談する方法
家の不調の相談をメーカーとしていてラチが明かない。
そんな場合の相談窓口として「欠陥住宅全国ネット」は有効です。
その前段階の相談として「法テラス」には国がつくったという安心感があります。
欠陥住宅かもしれない、そんな場合はまず相談です。
私の勤務先は、築数10年の老朽化したテナントで、そのせいか色々ガタが来ています。
- 雨の激しい日は雨漏りが、
- 突然原因不明の漏電が、
- 正常に動かない設備もあります。
例えば雨漏り、修理業者と話していると今までに様々な業者が手を入れているので、原因がわからなくなっているとか。
だからこれまで同様、雨漏りを止めるという対症療法でしのぎます、とのことでした。
「まあ、しょうがないか」というのが私の感想、古いテナントだから雨漏りさえ止めてもらえればいいかと思っていました。
しかし、これが築2、3年の自宅に起こったとしたら、こだわり抜いた平屋の注文建築に起こったとしたら・・・。
ハウスメーカーから、雨漏りの原因の追及ができないから対症療法でしのぎますといわれても納得はいかないでしょう。
さあ欠陥住宅だ!!さあ訴訟だ!!と、私ならいきり立ってしまいます。
でも、相談方法がわかりません。
個人が会社相手に交渉するとしても限界がありそう、そんな場合は専門機関を頼るのが良さそうです。
「欠陥住宅全国ネット」とは、弁護士や建築士、研究者などが連携して立ち上げた組織。
毎年総会を開いて欠陥住宅に対してのアピールや提言をおこなうほか、機関誌の発行など活発な活動をおこなっています。
全国を12カ所にわけて各地域ネットがカバーする方法を取っており、電話相談窓口が設けられています。
その後、面談で弁護士・建築士と相談・調査をおこない、メーカーなどと示談や調停、訴訟の手続きへとスムーズに進みます。
時間がかからないのが非常によい反面、相談・調査には費用が発生しますが、電話相談時にその概算は伝えてもらえます。
ホームページで訴える、掲示板に書き込むといった行為をネット上で見かけることも多々あります。
そんなまどろっこしいことはしたくない、とっとと結論がほしい、そんな人向きです。
「欠陥住宅について聞きたいんだけど」そんな相談ができる窓口として、手軽なところで「法テラス」というのがあります。
ここは法的な悩み相談所という風に、私は理解をしています。
国がつくった組織というところも安心できる材料でしょう。
まずは無料のフリーダイヤルに電話をしてみましょう。
悩みを整理してくれますし、それに応じた相談窓口を紹介してくれます。
結果、上記の「欠陥住宅全国ネット」を紹介されることになるかもしれません。
しかし、メーカーなどの担当者と同じやり取りをくりかえしているより、他の機関に相談した方が解決に近づきそうです。
平屋建ての総合情報
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