この壁紙の黒い点はカビか?欠陥住宅なのかも・・・
真新しい壁紙に黒い染み、その正体はたいていカビ。
原因は欠陥住宅かもしれません。
断熱材やサッシの施工ミス、こんなことがカビの原因になることは多いもの。
仕様通りに作られず、家の性能に問題が出る。
立派な欠陥住宅なのです。
カビが発生しているを見かけるのは、衛生意識が高まった最近ではブルーチーズぐらい。
15日まで放置された鏡餅ですら、真空パックが普及して以来、見かけることはなくなりました。
建って間もない住宅なのに壁紙に、黒い点が目立つようになった、それは今では珍しいカビかもしれません。
壁紙だけにカビが発生するということはちょっと考えにくい事態です。
もっと深刻な事態が発生している可能性が高いですし、もしかすると欠陥住宅かもしれません。
シックハウスが問題になったとき、国の対応は珍しく早く、ホルムアルデヒドを含む建材は市場から一掃されました。
国会議員か何かにシックハウスの経験者でもいたのではないかと邪推の一つもしたくなりますね。
しかし、その原因の一つであるカビへの対策は進んでいるとはいえません。
防カビ剤程度で根絶できるほどカビの生命力は弱くはないのです。
そして、カビの胞子が空中に舞うと、アレルギーや感染症の原因になりますし、防カビ材には有害な化学物質を含むものがあります。
壁紙の黒い点、思っているより大問題なのです。
カビの原因としては結露が考えられます。
結露は冬時期に、部屋内外の温度差が大きいことにより発生するもの。
高断熱が売りの住宅が増えましたが、それでも結露が発生する場合は、断熱材の施工不良など、欠陥住宅を疑う必要があるのです。
法令で定められた通り断熱材が施工されているかどうか確認するには、壁の一部をめくらなくてはなりません。
不十分なら明らかに施工側に責任がある欠陥住宅、不足分の断熱材を追加してもらわなくてはなりません。
壁をめくる、ものすごくめんどくさそうですし費用もかかります。
しかしそのままでは何も改善しないのです。
ハウスメーカーと相談して、らちが明かない場合は第3者機関へ相談をしましょう。
サッシ周りに結露が発生するのは当然のことと考えがちですが、換気システムの不良ということも考えられます。
その量が多いかどうかを判断するには、やはりハウスメーカーや第3者機関が適当です。
「窓周りの結露、困っていませんか?」そんなチラシがタイミングよく目に入ったら、思わず電話してしまいそうになります。
しかし、新築して間もない住宅の不具合で相談するべきなのは、まず家を造ったところ。
次に第3者の調査機関、決してよくわからないリフォーム業者ではありませんからご注意を。
せっかく建てた住まい、気分よく長く住みたいもの。
まずは信頼できるメーカーと何でも相談できる関係を作っておくことが第一です。
平屋建ての総合情報
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