欠陥住宅の苦情を伝える窓口はココ!
欠陥住宅に苦情を言いたくなるのはよくわかりますが、本当に欠陥住宅なのか、そして苦情の窓口として正しいかはよく考えましょう。
窓口でもないのに、延々と苦情を言っていても何も改善しません。
住宅メーカーや、相談できる機関を選びましょう。
ここしばらく欠陥住宅についてばかり考えてると、何だか心がささくれ立ってきます。
念願の住宅を購入したのに思い通りの家ではないから苦情をいいたい、そんな施主の不満は痛いほどわかります。
一方で、私が建築業界よりの仕事をしているためか、住宅メーカー側としてもいいたいこともたくさんあるのがわかるからです。
結果、頼まれもしないのに板ばさみのような心理状況になっているのです、よくありませんね。
さて、何でもかんでも「欠陥住宅だ!!」と苦情をいう人が多くなっていると、私は感じます。
「欠陥住宅の実体を暴く!!」なんてテレビ番組が放送されると、その影響で自分の家が心配になるのはわかります。
しかし、テレビは視聴率さえ稼げればいいという考えですから、何でもセンセーショナルに取り上げる傾向にあることを忘れないで下さい。
建てて年数がたっている家の不具合は、欠陥住宅でも何でもなく、単なる経年劣化です。
壁紙が単にはがれてきただけの場合や基礎の表面に軽くヒビが出た場合は、欠陥住宅ではなく施工不良です。
テレビは不安をあおるのが仕事ですし、横浜のマンションのデータ改ざん問題が明るみに出たりするとなおさら不安になるでしょう。
しかし、欠陥住宅と経年劣化や施工不良の間には非常に大きな隔たりがあるのです。
そんな場合には、まず住宅メーカーなど家を施工したところに相談をして見ましょう。
しかし、いくら連絡しても電話で言い訳ばかり、現場も見に来ない。
家を建ててしまったら、それで仕事は終わりと思いがちな住宅メーカーが多いのは理解していますし問題があります。
そのような問題が積み重なって、住宅メーカーが信用できないならば、住宅診断をおこなっている業者があるので連絡しましょう。
一番いけないことは、自分ひとりで問題を抱え込んでしまい、欠陥住宅に違いないと思い込み、掲示板などに書き込みを続けるパターン。
子育てのいらいらや、ご主人に対する不満などが重なると最悪です、何も解決しないばかりか、精神を病んでしまいますよ。
言った甲斐があるところに苦情を言わないと、精神衛生上もよろしくありません。
住宅メーカーなどへの苦情もむなしく、欠陥住宅である、という第3者の診断が出たら、面倒ですが裁判に訴えるということになります。
裁判については、こちの記事「欠陥住宅のことが勉強になるブログ2選!」で参考になるブログをご紹介したりもしてますが、非常にお金とエネルギーを使うものです。
さらには裁判に勝ったとしても、欠陥住宅に対する充分な保証が受けられるというわけでは必ずしもありません。
だから、住宅を購入する前、建築を依頼する前が肝心、「後悔先にたたず」を地でいくことだけは避けましょう。
平屋建ての総合情報
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