住み替え 計画

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何事も、まずは全体像を俯瞰してスケジュールを組むことから。

 

住み替えも例外ではなく、事前の計画が甘いとベストなタイミングを逃してしまうことになりかねません。

 

アベノミクス景気がイザナギ景気を超えた！

 

･･･TVや新聞でそんなタイトルをよく見かけるようになりました。

 

2017年10月現在、どうやら景気は回復しつつあるようですね。（正直、あまり実感はわきませんが）

 

消費税を引き上げる／上げないで政治家が揉めている昨今、「とりあえず、住宅ローンの金利水準が低い今のうちに！」と住宅購入を急ぐ方も多いようです。

 

住み替えに関しても同様で、

 

「今の家を買った時と同じくらいの金額で、もっと広くてハイスペックな家を手に入れられるのでは！」

 

「このマンションも古くなってきたし、今のうちに最新設備がそろった新築マンションに住み替えたい」

 

と考える方が多くなっています。

 

今は、ローンが残っていても「住み替えローン」を使えば自己資金ナシでも新居を手に入れられる時代なので、住み替えのハードルは低いのかもしれません。

 

しかし、見通しの甘い計画は家族みんなの人生を狂わせます。

 

ローンの残債と新居の購入資金をひっくるめて融資を受ける住み替えローンは、総返済額が高額に膨れ上がる可能性が高い！

 

「それならば」と返済期間を延ばす方も多く、結果的に老後も返済に追われることになってしまいます。

 

現在のローン残高と住み替え後のローン残高のバランスを考えた資金計画を練るのが理想的。

 

そのためには、「いつ（旧居を）売るか」「いつ（新居を）買うか」が重要なポイントとなるでしょう。

 

今住んでいる家を売って、新居を購入して住み替えるというパターンが多いと思いますが、問題はその順番。

 

一般的には「売り先行」が正攻法と言われていて、まずは売却活動から始める方が多いようです。

 

なぜなら、売る方を先に済ませてしまえば「いくらで売れるか」がハッキリわかるため、住み替えの資金計画が立てやすいから。

 

どのくらいの金額の新居なら無理なく買えるかが把握できるので、大きな失敗がないのです。

 

逆に「買い先行」で進めてしまうと、旧居が期待した価格で売れなかった時のショックがデカい！

 

また、旧居が売れるまでの間はダブルで住宅ローンを支払わなければならなかったりするため、ある程度、自己資金に余裕がある方でなければ難しいでしょう。

 

ちなみに、売り先行の場合でも、条件が悪いとなかなか買い手がつきません。

 

その場合は、不動産会社に買い取ってもらうことも視野に入れた住み替え計画を！

 

最近はコスモスイニシアのように「住みながら買取り」ができる不動産会社もありますので、こういったサービスをうまく活用すれば仮住まいのプロセスなしで住み替えられます！

 

これは持ち家・賃貸を問わず全ての住み替えに関して言えることですが、「いつまでに住み替えたいのか」という期限（リミット）を明確にすることが大切です。

 

そうすることによって、例えば賃貸なら「今のアパートをいつまで借りるか」

 

「新居はいつから入居できるように契約するのが良いのか」がわかります。

 

自ずと、引越し業者をいつまで手配すれば良いのかもわかりますし、さしあたって「今日」「今」何をなすべきかが明確になりますよね。

 

家を売る場合でも、リミットを決めておかないと売却活動がズルズル延びていってしまうでしょう。

 

「焦って値引きせず、納得いく金額で売れるまでじっくりと売却活動をしたい」という気持ちもわかりますが、そうしている間にもその物件の価値は落ちていくかもしれません。

 

それなら、不動産会社に買い取ってもらうことを前提に、その金額に見合う新居を探して住み替えたほうが時間を有意義に使うことができるでしょう。

 

これから新たに10年、20年の住宅ローンを組んで返済していくのであれば、1年だって人生を無駄にはできないはずです。

 

住み替えの計画というとどうしても「お金のこと」がメインになりがちなものですが、時間のロスをカットすることも大切。

 

時は金なり、です！

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