住み替え支援機構

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そもそも、「一般社団法人」とはどんな組織なのでしょうか。

 

なんとなく公的っぽい響きなので信用しても大丈夫そうな雰囲気を漂わせていますが･･･、住み替え支援機構って本当に安全な会社なの？

 

みなさんは、「一般社団法人　住み替え支援機構（JTI）」という組織をご存知ですか？

 

簡単に言うと、家を借りたい人と貸す人をつなぐ仲介業者のような感じ。

 

空き家として有り余っている住宅を「社会の財産」として捉え、壊すのではなく長く活かす方向でお手伝いをしてくれる会社です。

 

ちなみに、「一般社団法人」とは営利を目的としない会社のこと。

 

といっても、住み替え支援機構は「お金儲けをしない会社」ではありません。

 

「株式会社のように利益を分配することがない」という意味であって、普通に利益をあげて社員に給料を出すという意味では一般的な企業と変わらないのです。

 

NPOと比べると法的な制約も緩く、かなり自由度の高い組織なんですよ。

 

それでいてなんだか聞こえがいいので社会的な信頼も得られやすい！

 

ということで、ボランティア団体が法人化する時にこの仕組みを利用することが多いんですって！

 

住み替え支援機構の要となるのは、「マイホーム借上げ制度」。

 

これは、シニアの方々（50歳以上）のマイホームを借り上げて、賃貸住宅として転貸するシステムのことです。

 

「子供が独立したから、もっとコンパクトな家に住み替えたい」

 

「高齢者施設に入居することになったから、今の家をどうにかしたい」

 

という方々が住み替え支援機構のメインターゲット！

 

空き家状態の時も賃料は保証されますので（国の基金によるサポートが得られます）、

 

安定した家賃収入が保証されるのです。

 

 

物件を借りる場合、基本的には「3年契約」（更新も可！）で敷金・礼金ナシ！

 

しかも周辺の家賃相場よりも安く借りられるということで、借りるほうにもメリットいっぱい。

 

主に、若年層の子育てファミリーに嬉しいシステムですね。

 

今は、売ることも貸すこともできずに放っておかれる空き家も増えているので、こういったシステムがもっと浸透すると空き家問題も解消されていくのではないでしょうか。

 

そもそも、この制度自体が空き家問題の解決を目的にして作られたわけですしね。

 

新しい家を建てては壊し、また新しい家を･･･

 

という大量生産・大量消費の時代は過ぎ去りました。

 

これからは家に住む「人」自体が減っていくわけですから、新しく建てるよりも今ある家を有効に活用すべきでしょう。

 

住み替え支援機構の「マイホーム借上げ制度」の存在を知って、私なぞはますます新築マイホームを建てる気が失せてしまいますが･･･。

 

しかし、この画期的な制度、知名度・認知度はイマイチのよう。

 

（実際、私もこんな制度があるなんて知りませんでした！）

 

住み替え支援機構の建物診断を受けた安全性の高い一軒家を、他より安い家賃で借りられて、しかも構造躯体に影響を与えない範囲内ならリフォームもOK！

 

これ、「賃貸で一戸建てに住みたい」というファミリー層にはかなり魅力的なシステムではないでしょうか？

 

あらゆる分野で「循環型社会」が叫ばれている昨今、家もみんなで分け合う時代！

 

住み替えを検討されている方は、こんな制度があるということも視野に入れてプランニングを！

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