繰り上げ返済 住み替え

ホーム ＞ 住み替えローンで賢くリスタート！売って買う、のA to Z ＞ 繰り上げ返済は住み替えに有利？知っておきたいローンの基本

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そもそも、繰り上げ返済とはどのようなお金の返し方を言うのでしょうか。

 

まずはそのメリットやデメリットについて知ることから！

 

人からお金を借りるのは、たとえ10円であってもなんだかもやもやする。

 

そのようなタイプの方が住宅ローンを組むと、常に落ち着かない気分なのでは？

 

35年も借金状態が続くとしたら、途中で「そんなの耐えられない！」とスピードアップして返済したいと思う方もいるでしょう。

 

実際、住宅ローンには「繰り上げ返済」という支払い方があります。

 

これは読んで字のごとく、繰り上げてお金を返すこと。

 

月々の決められた返済分とは別に、借入金の一部を返済することを意味します。

 

この場合は全て元金の返済に充てることができますので、利息分は含まれません。

 

つまり、繰り上げ返済をすればするほど利息の負担を少なくすることができるのです！

 

ですから、人によっては「どんどん借金を減らしたい！」と繰り上げ返済を急ぐ方も。

 

しかし、将来的に住み替えを検討している場合は特に、繰り上げ返済が裏目に出ることもありますので注意が必要です。

 

まず、繰り上げ返済を急ぐと手元に残る現金が少なくなりますよね。

 

確かにローンの残債は減って気持ち的に安心するかもしれませんが、ボーナスの大半を繰り上げ返済につぎ込んで手元の貯金がほとんどないというのは危険です！

 

いつ働けなくなるかわかりませんし、家族が病気になって入院や手術が必要になるかもしれませんよ。

 

もしかしたら子供がらみのことで大きな出費があるかもしれませんし、ある程度のまとまったお金は手元に残しておくべきです。

 

将来的に住み替えることを考えても、頭金が全くないというのでは引越しもできませんしね。

 

また、「ローン返済を開始して支払った期間」と「繰り上げ返済後、完済までの残りの期間」の合計が10年以上ないと住宅ローン減税が使えません！

 

例えば、5年間ローンを払った後に繰り上げ返済して残りが4年になった場合、支払い期間の合計が9年ということになり、減税対象から外れてしまいます。

 

よく考えて計画的に返済していかないと、受けられるはずのメリットをみすみすドブに捨てることになりますのでご注意を。

 

いずれはこの物件を売却して、新しい家に住み替えたい。

 

そのような将来計画をお持ちの場合、「とりあえずさっさと今のローンを繰り上げ返済で完済してしまいたい」と焦るのはよくわかります。

 

家が高く売れれば、その売却金を住み替え先の新居購入に充てることができますし、ローンが完済していればまた新しい住宅ローンを組むことだってできます。

 

しかし、本当にその家は売れるのでしょうか？

 

仮に現時点での査定額がものすごく高くても、これからどんなことがあるかわかりませんよ。

 

東日本大震災レベルの災害があなたのお住まいのエリアで絶対に起こらないとは言えません。。

 

そんなことになればなかなか買い手もつかず、売れても期待した金額よりずっと安くなるでしょう。

 

それなら、あまり繰り上げ返済を急がず貯金にまわして、資金を貯めておくというほうが堅実ではないか？という考え方もありますよ。

 

「利息分をカットできる」という魅力は大きいのですが、「万が一」を考えると繰り上げ返済も良いことばかりではありません。

 

借りたお金はさっさと返したい！

 

その気持ちもよくわかりますが、返済を焦り過ぎたがゆえに手元にお金がなく、イザという時に別の借金をする羽目になったら本末転倒です！

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