県民共済住宅 ALC

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「ALC」って住宅関係のサイトや雑誌でよく目にするけれど、具体的にどんなもの？

 

･･･という疑問をお持ちの方も多いことでしょう。

 

外壁選びは家づくりの要とも言える部分ですから、選択肢に挙げられる建材の特徴くらいは把握しておきたいですね！

 

家の外壁選びで迷っている！という方も多いのではないでしょうか。

 

見た目だけではなく、住み心地にもダイレクトに関係してくる部分ですからね。

 

様々な外壁材がある中で、県民共済住宅が採用している建材の一つが「ALC」。

 

正式には「Autoclaved（高温高圧蒸気養生された）　Lightweight　aerated（軽量気泡） Concrete（コンクリート）」と言います。

 

スウェーデンを起源としヨーロッパを中心に発展してきた建材で、耐火性や防火性、断熱性が高いことで定評があります。

 

主成分は珪石やセメント 生石灰、石膏、アルミニウム粉末などで、これらを凝固させたものに「180℃　10気圧」という高温・高圧をかけることによって生成されます。

 

「トバモライト」と呼ばれる細かい結晶構造を持つという点が特徴的なのですが、これは非常に安定性が高く、結果的にALCも高い耐久性が実現されているのだとか。

 

新幹線のホームや高層ビルでも使われているということからも、その信頼度の高さをうかがい知ることができますね。

 

県民共済住宅の外壁は、「標準仕様」と「オプション」の2つの選択肢がありますが、ALCは標準仕様のほうに含まれています。

 

ALCと言えばなんといっても旭化成が業界のリーディングカンパニー的存在ですが、県民共済住宅の家でももちろん旭化成のALCパネルを採用しています。（表面の仕上げ塗装は大橋化学のものを使用しているそうです。）

 

このALCパネルをネジで建物に留めるのですが、同じく標準仕様であるサイディング外壁の場合は「金具」」なのだとか。

 

ゆえに、「ALCのほうが自身のひび割れに強い」ということでALCを選ぶ方も多いようです。

 

ALCの場合は、割れた部分の1枚だけを交換して塗装すればOKですが、サイディングの場合は同じパネルの在庫が残っているとは限らないため、「1枚だけ交換する」というのが難しいというデメリットがあるのだそうですよ。（サイディングは頻繁にモデルチェンジされるため）

 

ネットの掲示板では、「県民共済住宅で建てるなら、外壁はALCか？サイディングか？」という議論で盛り上がっているようですね。

 

ざっと見たところ、2015年11月現在のところはALCのほうが人気のようです。

• 「遮音性が高いから静か」
• 「断熱性が高い」
• 「普通はALCのほうが高額なのに、県民共済住宅ならサイディングと同じ料金だから」
• 「火災保険が安くなるから」

･･･等が選ばれている理由です。

 

一方で、

• 「期待するほどの高気密・高断熱は実現できない」
• 「湿度に弱い」
• 「継ぎ目だらけでメンテナンスにお金がかかる」

といった辛口評価もあります。

 

確かに、塗装やコーキング（継ぎ目の処理）のメンテナンスに費用がかかるようですね。（10年ごとに100万円くらいかかるそうです）

 

そこで、オプションで「デュラ光ALC用　長期耐用コーキング（1,200円／m2）」を選んだと言う方もいましたよ。

 

いっそのこと、ALCでもなくサイディングでもなく、タイルにしてしまったほうが良いのではないか！？という意見も多いですね。

 

見た目の重厚感が格段にUPしますし、なんといっても汚れに強くメンテナンスの手間や費用をかなりカットできますからね。

 

県民共済住宅の場合、タイル外壁はオプションなので追加料金が発生してしまいますが（標準との差額は約150万円）それでも他社に比べれば格安です。（ということで、かなりプッシュしている方も多いです！）

 

デザイン、機能性、価格、メンテナンスの手間やコスト･･･多角的な視野で比較したうえで、自分の中で「バランスが取れているな」と納得できる外壁材を選ぶことが大切ですね。

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