ローコストと品質のバランスをとるのに苦心してきたタマホームは、長期優良住宅のハードルを越えることに成功しました。
その一方で一般にさえわかるひずみも噴出しています。
長期優良住宅も造れるタマホーム、これからが正念場でしょうか。
タマホームが主力商品を長期優良住宅の仕様に切り替えたのが2009年の7月、このことは驚きをもって伝えられました。
長期優良住宅は次世代省エネ基準をクリアし、耐震性能も等級2をクリアしなくてはなりませんから、ハードルは高いはず。
当然、そのような家を建てるにもコストが必要となりますから、ローコスト住宅をウリにしているタマホームでは難しい。
そのように多くの人が考えていたからです。
そして長期優良住宅仕様のタマホームの新製品の価格は据え置きだというから、またもや驚きです。
しかし、タマホームの言い分を全面的に信じるならば、ローコストを実現させたのは、営業や工務の人件費を極力抑え、標準仕様を販促することにより共通の部材を大量発注することにより実現してきたとのこと。
決して、住宅の基本性能をおろそかにすることによって、ローコスト住宅を実現してきたのではない。
、、、タマホームの主張はそんなところでしょう。
現に長期優良住宅のようなタマホームでは難しいであろうと思われてきたハードルも今回越えています。
実際、長期湯量住宅に対応する以前から、タマホームの標準仕様は非常に充実していると評判でした。
一方で、タマホームについてはローコストをイメージ付けるために、坪単価を安く見せるためのからくりや、
オプションを取り入れた途端に跳ね上がる価格など、あまりよくない評判も耳にしてきました。
しかし、多くの人がタマホームで家を建てて満足しているのだから、そこは第3者が文句をいうべきところではないハズです。
しかし坪単価が広告の価格よりも跳ね上がることぐらい、どうでもよくなるような事件が起こりました。
長期優良住宅の偽装が相次いだのは2012年のことです。
耐震性能をクリアしていないにもかかわらず、クリアしたかのように装い、長期優良住宅の認定をとっていたというのです。
そして、すべては認定申請をおこなった社員の一級建築士の責任とばかりに、懲戒処分を下していました。
それ以降そのような話は聞かなくなりましたが、、、。
本当に社員が独断でやったことなのでしょうか?度重なる偽装の発覚にタマホームの体質を疑う人も多かったはずです。
何はともあれウソはよくない、幼稚園児でもダメだとわかるようなことはしてはいけません。
、、、しかし、これを機にタマホームの品質には信頼が置ける様になったと考えることもできるのです。
多少は体質も改善されたでしょうから。
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