長期優良住宅 セキスイハイム

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セキスイハイムなら黙っていても長期優良住宅が建つ

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標準仕様で長期優良住宅が建つセキスイハイムは、コストの面さえ目をつぶれば、それだけで安心材料です。

 

一方で長期優良住宅先導事業というものもセキスイハイムでは用意されていますが、こちらはちょっと難しそうという感想です。

 

長期優良住宅に標準で対応

セキスイハイムなど大手の住宅メーカーは、長期優良住宅に標準で対応しています。

 

例えば、セキスイハイムの場合、標準仕様で耐震等級3の基準をクリア。

 

長期優良住宅の場合に必要な基準は耐震等級2ですから、それを上回る基準を黙っていてもクリアするのです。

 

これは長期優良住宅の他の条件についても同じこと、特殊なものでない限り、全ての条件に標準仕様で対応しています。

 

もちろん建築基準法をクリアするのと、長期優良住宅をクリアするのでは、住宅にかかるコストが変わってきます。

 

当然、長期優良住宅の条件の方が厳しいですからコストがかかるのですが、これのコストをどう考えるかはまた別の話。

 

セキスイハイムならば、長く住める住宅ですというお墨付きが国からもらえるのは安心材料としては大きいものです。

 

セキスイハイムの平屋に面白い仕様

加えて、面白い取り組みをセキスイハイムはおこなっています。

 

「長期優良住宅先導事業」と呼ばれるもので、長期優良住宅の良さを広めるために建てられる一種のモデル事業。

 

これに参画するならば、補助金が国から出ます。

 

その額は事業費の1/10で上限は200万円、食指が思わず動きそうな金額です。

 

そんなモデル住宅をセキスイハイムは3種類打ち出しているのですが、一番興味深いのは「LCCM平屋住宅」。

 

快適な平屋の住宅が建つ上に、長期優良住宅の減税も住宅ローン減税の枠の拡大などもねらえます。

 

加えて最大200万円の補助金です、、、と思いながら内容を検討してみましょう。

 

LCCM、条件はかなり厳しそう

まず「LCCM」とはライフサイクルカーボンマイナスの頭文字をとったもの。

 

長く住むほど二酸化炭素の排出量が減るというコンセプトを指します。

 

具体的には冷暖房効率が良い省エネ住宅、高断熱・高気密の住宅ということで、これは歓迎すべきことでしょう。

 

引っ掛かるのが「エネルギーを作る」という点、太陽光パネルを設置するという考え方です。

 

セキスイハイムは屋根を段違いにした「スラントステップルーフ」を考案し、パネルの設置面積を広くしようとしています。

 

しかし太陽光パネルが充分に働けるほどの日照量を確保できる地域が日本にどれだけあるのでしょうか。

 

加えて日陰になりやすい平屋、難しいんじゃないの?というのが概要を見た感想。

 

そして「モデル事業」である点、ここが一番のネックになりそうです。

 

現場見学会やデータの公表が、補助金を受ける条件といいます。

 

つまり、セキスイハイムが望むようなデータがとれるような条件下でしか、建てられそうもありません。

 

日照が年間通じてよくて、他の家の日陰にならないくらい土地に余裕があって、、、かなりシビアな条件とみました。

 

補助金は簡単にもらえそうもないのですが、セキスイハイムさんいかがでしょうか?

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