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電力自由化でエネファームがアツい!電気料金は安くなる?

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電力自由化で、住宅に求められるスペックも変わりつつあります。

 

エネファームを導入して電気の購入量を減らし、結果的に電気料金を安くしようという提案をするハウスメーカーも多いのだとか。

 

そもそも、エネファームとはどのような設備で、電力自由化によってどのような影響を受けるのでしょうか。

 

本当に電気料金は安くなるの?

 

エネファームって、聞いたことはあるけどどんな設備なのかイマイチよくわからない・・・という方も多いはず。

 

電力自由化が話題となる今、エネファームを導入することは吉と出るのか凶と出るのか!?

 

エネファームとは?

2011年の東日本大震災以降、住宅に求められる“スペック”は大きく変わりました。

 

デザイン性や住み心地はもちろんですが、そこに加えて「省エネ性能」や「イザという時の耐久性」が重視されるようになってきたのです。

 

「耐久性」というのは、災害時に「家が簡単に崩れてしまうようなことはないか?」だけではなく、電気やガスなどのライフラインが止まってしまっても日常生活を続けていけるだけの“タフネス”があるかどうかということですね。

 

これから平屋を建てる方の中には、「もちろんスマートハウスだ!」と決めている方も多いのではないでしょうか。

 

「聞きなれない」「イマイチ、仕組みがよくわからない」設備名が色々出てくると思いますが、エネファームもその一つでしょう。

 

エネファームとは、簡単に言えば天然ガスから電気とお湯を作り出すシステムのこと。

 

ガスから水素を取り出して、それを元に燃料電池が発電を行い、排熱を利用してお湯を作るという構造になっています。

 

つまり「ガスで電気をまかなえる」ということですから、結果的に電気料金が削減できるということ!

 

電力自由化で「もしかしたら一時的に電気料金が高くなるかも」という可能性がささやかれている現在の状況では、エネファームを搭載するというのは賢い選択なのかもしれません。

 

「でも、その分、ガス料金はべらぼうに高くなるのでは?」という疑問が生じますが、これについてはエネファームを設置しているお宅専用の優待プランがあります。

 

設備自体の価格は200万円~300万円と高額ですが、年々下がってきていますし自治体から補助金を受けられる場合もあります。

 

年間5万円も光熱費が節約できること、設備の寿命が約20年であることを考えれば、このくらいの投資をしても損はないのでは!?

 

エネファームで電気料金はどこまで安くなる?

では、エネファームを導入することで月々のガス代や電気料金はどのように変わるのでしょうか。

 

一戸建て、4人家族の場合はこうなりますよ、というシミュレーションを行っているサイトがありましたので、この数値を参考にしてみましょう。(西武ガスの試算を参考にされています。)

 

【ガス料金】

年間 約146,000円 →(エネファーム導入後)→ 約152,000円 (プラス6,000円)
月々、500円のプラスです。

 

【電気料金】

年間 約145,000円 →(エネファーム導入後)→ 約75,000円 (マイナス70,000円)
月々5,800円もオトクになります!

 

「エネファームで電気を作ることにより、電力会社から購入する電気量を最小限に抑えられる」ということで、結果的に電気料金が安くなるわけです!

 

ただし、太陽光発電に比べると発電量は少ないですし、売電もできません。

 

ですから、平屋を新築しようとお考えなら「エネファーム&太陽光発電パネルのW発電」が賢い選択とも言えます。

 

電力自由化に伴って買電単価の高い会社と契約することも可能ですし、その収入で初期投資分を回収することも十分に可能です。

 

電力自由化でHEMSのニーズが高まる

電力自由化後は、私たち自身が電力会社や電気料金のプランを選ばなければなりません。

 

つまり、自分や家族の電気使用状況、家電のスペックなどを今まで以上に細かく分析・把握する必要があるということです。

 

電気料金は時間帯によって単価が異なりますので、「単価が高い時間帯は使用を控え、逆に安い時間帯にたくさん使う」という具合に電力使用量を自分でコントロールできるようになると効率的に光熱費を削減できるようになりますね。

 

各家庭には電力使用量を把握できるスマートメーターが設置されることになっていますが、これだと家全体の電気使用量しか把握できません。

 

そこで便利なのが、エネルギーの使用状況をより細かく「見える化」できるHEMSというシステム。

 

今主流のスマートハウスの要とも言えるシステムですが、今後はますますその需要が伸び、新築ではないご家庭でもHEMSを導入するお宅が増えることが予想されています。

 

もちろん、エネファームで発電した電気の使用量もコントロールできますので、発電/消費のバランスが取りやすくなると考えられます。

 

これから建てるなら、スマートハウスが手堅い!ってことですね。

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