電気料金 自由化 詐欺

ホーム ＞ 電力自由化で電気料金はどうなる？ ＞ 電力自由化で詐欺が増加する？電気料金に関する甘い話にご用心

ツイート　　

 

電力自由化は、多くの企業にとって絶好のビジネスチャンス。

 

同時に、詐欺師たちにとってのビジネスチャンスでもあります。

 

制度の変わり目というのは、なにかと詐欺被害が増えるものです。

 

なぜかというと、その詳細を知らない人が多いから。

 

実際、「環境ビジネスオンライン」が電力自由化について1,000人を対象として実施したアンケートによれば、全体の約40%の人が「電力自由化について知らない」と回答したそうです。

 

「知っている」と答えた6割の人の中でも、

• 具体的にどのような制度なのか？
• 消費者の生活はどう変わるのか？

という詳細を知っている方は少ないかもしれません。

 

きっと多くの方は、「詳しいことはよくわからないけど、電気料金が安くなるんだったら別の電力会社に乗り換えたいな！」と思っているはず。

 

ここに付け込んで、

• 「この契約書にサインすれば電気料金が安くなる」
• 「これを購入して設置すれば安くなる」

と、美味しい言葉で消費者をだます詐欺が増えてくるのは容易に想像がつきます。

 

詐欺の手口は、年々巧妙になってきています。

 

例えば「オレオレ詐欺」。

• 「なんでそんな手口に引っかかるんだろう？」
• 「自分の息子の声がわからないのかな？」

と思われるかもしれませんが、実際に被害に遭った方の話を聞くと

• 「それは騙されても仕方ないかも･･･。」

と納得できるようなストーリーです。

 

「携帯電話が入ったカバンを落としてしまった。(だからいつもとは違う番号からかけている、と信じ込ませる)その中には、取引先に渡すはずだった小切手も入っていた。今日中に同じ金額を用意できないと会社をクビになってしまう。だから助けて、母さん！」

 

「息子さんが、会社のお金を持ち逃げした。今すぐに立て替えていただければ、息子さんの首はつながる。」

 

･･･等々、子を想う親子ゴコロに付け込んだひどい手口ばかりです。

 

では、電力自由化に際してはどのような詐欺が考えられるでしょうか。

 

考えられそうな手口についてまとめてみました。

 

スマートメーターを設置しなければならないとのことで、その費用を請求される。

→スマートメーター設置には、基本的に消費者側の費用負担はありません！

 

○○電力ですが、今太陽光発電システムを購入していただけると、電気料金が安くなりますよ。

→大手の電力会社が訪問営業で太陽光発電システムを売る、なんてことはありません。

 

「平屋で屋根の面積が広いですから、発電量によっては売電収入も･･･。」なんてウマイ話に飛びつかないようにご用心！！

 

新電力会社であれば訪問営業を行うところもあるかもしれませんが、わざわざ自分たちのほうから足を運んでアプローチしないと顧客を獲得できない企業って「どうよ？」という感じですね。

 

真に実力や実績のある会社なら、わざわざ訪問営業は行わないのではないでしょうか。

 

今、契約すると電気料金が安くなりますよ。初期費用として○○万円かかります。

→基本的に、電力会社の切り替えに初期費用は発生しません！電気は既存の送電網を通じて送られてきます。

 

このような詐欺被害に遭わないためには、とにもかくにも私たち消費者自身が電力自由化にもっと興味を持ち、積極的に勉強する姿勢を持つことが大切です。

 

「知らない」ということは、イコール「隙」。

 

詐欺集団は、隙のある人を巧みに見分けます！

• 「電力自由化」
• 「電気料金が安くなる」

というキーワードでお金を請求されたら、怪しいと思ったほうが良いですね。

 

もし「○○電力の者です」と名乗っているなら、必ず身分証明書の提示を求めましょう。

 

そして、少しでも「おかしい」と感じたら、必ず誰かに相談すること！

 

くれぐれも、訪問営業を受けてその場で即決してサインしてしまう･･･なんてことがないようにご注意ください。

ツイート　　

スポンサーリンク