電気料金 自由化 メーター交換

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2016年4月からは、私たち一般消費者も自由に電力会社を選べるようになるわけですが、ハード面ではどのような変化があるのでしょうか。

 

何か準備するもの、新たに購入しなければならない物はあるの？

 

電力自由化で、一般消費者が知っておくべき変化とはどのようなことでしょうか？

 

わかりやすい変化としては、各家庭に「スマートメーター」という機器が設置されることが挙げられます。

 

これは、今までの電気メーターの進化版。

 

各家庭の電力使用状況を30分単位で集計し、ネットワーク回線を介して電力会社に送信される仕組みになっているんです。

 

これにより、時間帯や曜日ごとに違った料金単価で電気を購入することができるようになりますので、私たち消費者にとっては電気料金削減につながるというわけ！

 

例えば、日中は不在で夜遅く帰宅するという方の場合は、家での電力使用は「夜型」になるわけですよね。

 

それなら、夜中は安い深夜料金が適用され、その分だけ昼間の単価が高いプランを選べば効果的に電気料金をカットすることができます。

 

電力会社はこのメーター交換を順次進めていく予定で、2024年には全戸設置完了を目指しているそうです。

 

「えっ、電力自由化になると強制的にメーター交換が必要になるの？それって有料なの？大がかりな工事なの？」

 

そのような疑問や不安を持たれる方も多いと思いますが、これについてはご心配なく。

 

電力自由化に伴って必要となるメーター交換については、電力会社がその費用を負担することになっています。

 

つまり、私たちは初期投資ナシで電力会社を切り替えられるということ！

 

また、実際の交換作業は15分ほどで簡単に終わる内容。

 

屋外での作業になるので、基本的には立ち合いも不要だそうです。

 

すでに交換した方の情報によれば、現在契約中の電力会社の工事請負会社からあらかじめ電話などで連絡が入るのだとか。

 

そこで工事の日程を決めて、あとは業者に任せるだけ。

 

どうやら、こちらからアクションを起こす必要はないようです。

 

ちなみに、「このメーターを取り付けると電気料金が安くなりますよ」と言って高額な機器を売りつける詐欺業者も増えていますので、営業を受けた場合は名刺や社員証の提示を求めましょう。

 

※基本的に、メーター交換に費用は発生しませんので、お金を請求された時点で「怪しいな」とお思ったほうが良いですね。

 

「平屋を新築するならスマートハウスで」とお考えの方は、すでにこの「スマートメーター」という言葉をご存知だったのではないでしょうか。

 

もちろんスマートハウスでもこの技術が使われていますが、併せて搭載されるのが「HEMS（Home Energy Management System）」というシステム。

 

これは、住宅全体の創エネ・エネルギー消費の状況を一元管理できる優れモノ！

 

スマートハウスに搭載されている太陽光発電システムや蓄電池、家電、電気自動車の電力使用状況を一目で把握できるようになっていて、部屋ごとの電気使用を管理することもできます。

 

電力自由化後は、スマートメーターへのメーター切り替えに加えて、このHEMSを設置するお宅が増えてくるものと予想されます。

 

電気料金の単価システムをうまく利用して安く電気を買い、自宅で作った電気と合わせて効率的にエネルギーを管理する。

 

そんなスマートなことが一般の家庭で簡単にできてしまう時代なんですね！！

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