電気料金 自由化 東京電力

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東日本大震災後、不名誉な話題で国民の注目を浴びる形となってしまった東京電力。

 

電力自由化は、その汚名返上のチャンス！？

 

一般家庭向けの電力の小売りは、2016年4月から全面的に自由化されます。

 

これに合わせて様々な企業（新電力会社）が電力事業に参入してきますから、今まで市場を独占していた電力会社（一般電気事業者）も涼しい顔をしてはいられません！

 

わかりやすく言うと「顧客を取り合う」という形になりますので、うかうかしている余裕はないはず。

 

実際、大手の電力会社各社は、他業種の企業とタッグを組むことによって顧客離れを食い止めようと画策しています。

 

その最たる例は、東京電力とソフトバンクの業務提携ですね。

 

ソフトバンクと言えば、携帯電話だけでも全国で4,000万件近い契約数を持っています。

 

その顧客（もしくは新規契約者）をターゲットに、「電気とセットで契約すると、電気料金＆通信料がお得になりますよ」という割引サービスを提供するのだとか。

 

東京電力にとっては、ソフトバンクと提携することによってエリア外の顧客を獲得できるというメリットがあるわけです。

 

また、「Tポイント」（TSUTAYAカードなどで利用できるポイントサービスです。）を運営しているカルチュア・コンビニエンス・クラブと業務提携することで、電気料金の支払いでポイントが加算されるシステムも導入。

 

さらに、ニチガスとの提携で「電気　＋　LPガス」のセット販売も始めるそうです。

 

う～ん･･･東京電力、かなり広い範囲に網を広げていますね！

 

ところで、2015年現在、東京電力にはどのような電気料金プランがあるのでしょうか。

 

以下に簡単にまとめてみましたので、電力自由化で電力会社の切り替えをご検討の方はぜひ参考にしてみてください。

 

※自由化後の電気料金プランについてはまだ発表されていません。

 

東京電力の料金プラン

従量電灯　ＢＣ

電気の単価は24時間同一で、使用した量に応じて電気料金が請求されます。

 

1日の中で電気を使う量に偏りがないご家庭に最適なプランです。

 

朝得プラン

深夜1時～9時までの8時間に限り、お得な夜間料金で電気を使用できるプランです。

 

朝のうちにまとめて家事を済ませ、日中は家を空けることが多いご家庭にオススメです。

 

夜得プラン

21時～5時までの8時間に限り、お得な夜間料金で電気を使用できるプランです。

• 「日中は不在で、夜に家事を済ませる
• 」「夜遅くまで、TVを見たりネットをしたりする」

という夜型の生活スタイルのご家庭に適しています。

 

半日お得プラン

21時～9時まで、お得な夜間料金で電気を使用できるプランです。

• 「日中は不在で、夜や朝にまとめて家事をする」
• 「夜遅くまで、TVを見たりネットをしたりする」

という夜型の生活スタイルのご家庭に適しています。

 

土日お得プラン

土曜日と日曜日の電気料金単価がお得なプラン。
平日はほとんど留守で、

• 「土日に家で過ごす時間が多い」
• 「家事は土日にまとめて済ます」

というご家庭にオススメです。

 

ピークシフトプラン

夏季の平日のピークタイム（13時～16時）以外の時間帯の電気料金単価を割安に設定するプランです。

 

電力需要が多い真夏のピークタイムを他の時間帯に移す（シフトする）ことによって電気料金を節約することができます。

 

電化上手

23時～7時まで、お得な夜間料金で電気を使用できるオール電化住宅向けのプランです。

 

平屋を新築してオール電化にしたいという方は、このプランが候補に挙がるでしょう。

 

エコキュートの給湯、食器洗い乾燥機、炊飯器、洗濯機などはタイマーを利用して夜間に稼働させると電気料金を節約できます！

 

おトクなナイト8

23時～7時までの8時間を、お得な夜間料金で電気を使用できるプランです。

 

日中はあまり電気を使わず、夜間の電気使用量が多いご家庭に向いています。

 

エコキュートを導入しているお宅は、このプランを選んで夜間にお湯を沸かすと電気料金削減につながります！

 

おトクなナイト10

22時～8時までの10時間を、お得な夜間料金で電気を使用できるプランです。

 

おトクなナイト8と同様、夜間の電気使用量が多いご家庭や朝にまとめて家事をするご家庭に向いています。

 

電力自由化を前に、東京電力は「あっちの分野、こっちの業界」と業務提携できる相手（ある意味では戦友？）を探し回っているような印象を受けます。

 

なぜ、東京電力はそんなに躍起になっているのか？

 

その理由の一つとして、東日本大震災以降のイメージダウンが挙げられるでしょう。

 

福島第一原発がらみの不祥事で国民の信頼を失っていますし、その賠償責任額も膨らんでいくことが予想されます。

 

そんなリスキーな企業と、好んで契約する人がいるか？と言えば･･･そこはちょっと疑問ですよね。

 

今までは「エリア」の縛りがあったものの、今後はエリアを超えた電力購入が可能になりますから、東京電力から多くの顧客が他社に流れてしまう可能性は十分に考えられます。

 

しかも、東京電力の管轄エリアは顧客獲得の激戦区･･･。

 

東北電力と東京ガスが共同で立ち上げるという新しい会社も、東京電力を脅かす存在となりそうです。

 

不利な状況にある東京電力が必死に戦友を探すのも、無理はないでしょう。

 

とはいえ、圧倒的な実力を持つ電力会社であることは揺るがない事実です。

 

なにしろ東京電力が売っている電気の量は、日本全体で消費されている電力の約1/3にも相当するそうですからね。

 

これだけの発電能力、供給力を持つ電力会社は、他にはありません。

 

今後は、発電事業者（IPP）から電気を仕入れて売るというシステムも強化していくそうですから、電気料金も少しは安くなってくるのではないか？と予測されます。

 

イメージアップにはまだまだ時間がかかりそうですが、様々な企業の力を借りて生き残っていくことだけは確かでしょう。

 

顧客のハートをわしづかみにするお得なプラン、期待しています！！

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