電気料金 自由化 安いところは大丈夫か

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月々の支払いを、少しでも抑えたい。

 

だから、電気料金も安いところが良い！

 

でも･･･「この会社って本当に大丈夫なの？」という不安を抱えたまま契約するのってどうなの！？

 

電力自由化に伴い、「電気料金は安くなる」という話をよく耳にします。

 

消費者の立場からすれば、月々の支払いが1円でもお安くなるのは大歓迎！

 

様々な企業が参入し、「どこの会社から電気を買うか」を個人が自由に選べるようになるということですが、中にはべらぼうに安い電気料金を“売り”にしてくる業者もあるでしょう。

 

ですが･･･あまりにも安過ぎるのもなんだか疑わしいような気がしませんか？

 

他の物であれば、少々の欠陥があったとしても「まあ、コレ、すごく安かったからなあ。仕方ないか～」と流せるかもしれませんが、電気となるとそうはいきません。

• 「いきなり電気が止まってしまう･･･なんてことはないのかな？」
• 「安いから電気の質が落ちるなんてことはあるのかな？」
• 「その会社が倒産してしまったらどうなるんだろう」

という不安がついて回りますよね。

 

電気は、もはや私たちの生活にとってなくてはならないもの。

 

だからこそ、「安いところは大丈夫か？」と不安になるわけです。

 

それにしても、電力自由化になると、なぜ電気料金が安くなるのでしょうか。

 

安いプランを提示できる会社というのは、従来の電力会社と何が違っているの？

 

安いところは大丈夫なのか･･･。

 

最も大きな違いは、「電気を作る／提供する」という事業がメインなのかサブなのかということでしょうね。

 

例えば「○○電力」と名のつく会社（一般電気事業者）の場合は、「電気を作ること。そして安定に供給すること」がメイン事業ですから、そのための設備投資や維持管理費用を私たちの電気料金でまかなう必要があります。

 

しかし、これからは「メイン事業は○○（電気ではないもの）の製造。自社工場で自家発電した余剰電力を供給分にまわす」という企業も参入してくるわけですよね。

 

このような会社は、メイン事業の利益で発電設備を管理することができるでしょうから、電気料金だけで全てをフォローする必要がありません。

 

その分だけ、電気料金を安くできる！ということなんですね。

 

また、一般電気事業者の場合は、新電力会社が電気を供給できなくなった場合にその顧客分の電気をフォローしなければならないという義務もあります。

 

（倒産した会社に代わって、一時的にその顧客に送電しなければならないということ。）

 

つまり、その分だけ負担が大きい＝電気料金も高く設定しなければやっていけないという事情があるんですね。

 

「電気料金が安いところは大丈夫なのか？」という疑問の根っこには、「もしも倒産してしまったらどうなるのか？」という不安があるわけですよね。

 

いきなり電気が止まってしまったら、私たちの生活までもがストップしてしまいます。

 

この点については、「○○電力（一般電気事業者）」が全面的にバックアップしてくれることになっていますのでご安心を。

 

発電量と電気使用量のバランスを調整するために「広域的運営推進機関」という管理システムが設けられ、電力が不足した場合には一般電気事業者が補完してくれるシステムになっているのです。

 

このようなセーフティーネットが整っていますので、基本的にはどこから電気を買っても「突然の停電！」というリスクはないようです。

 

海外では、電力自由化に伴って大規模停電が発生したという事例もあるようですが･･･、どうやら日本ではその心配はなさそうですね。

 

とはいえ、契約した会社が倒産してしまったら、また一から電力会社選びをしなければいけないということですよね？

 

やはり、最初の段階で「この会社は資本力があるのかどうか」「倒産のリスクはないのか」という視点で会社選びをすることが大事！

 

電気料金の安さだけにつられてしまうのは危険です。

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