電気料金 自由化 問題点

ホーム ＞ 電力自由化で電気料金はどうなる？ ＞ 電力自由化の問題点とは？電気料金が安いだけじゃダメ！

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電力自由化はビッグなビジネスチャンスの宝庫！

 

ですが、解決すべき問題点も山積しています。

 

例えばどんなことが問題なの？

 

制度の変わり目は、ついつい美味しい話に飛びついてしまいやすいもの。

 

しかし、全く問題点がないなんてことはあり得ません！

 

電力自由化も然りで、例えば「電力料金が安くなる」という説がある一方で「電力料金が不安定になったり、むしろ高くなる」というウワサもあるんですよ。

 

実際、すでに電力自由化を導入しているアメリカやイギリス、フランスでは電力料金が値上がりしているそうです。

 

電力自由化に伴って、新たに発電所を立上げる動きも多く見られますが、これによって特定の地域だけが電力過剰の状態になるという現象が生じ、「地域間で電気料金に大きな差ができる」という問題点を指摘する声もあります。

 

「電気が余るほどある」という状態も、必ずしも好ましいものではないんですね。（電力が不足して停電になるのはもっと困りますが･･･。）

 

一般消費者の中には、そもそも電力自由化というのがどのような制度なのかよくわからないという方も多いようです。

 

･･･ということは、もっともらしい営業を受けると「そうなんだ～。知らなかったな」と安易に納得してしまう危険性があるということ！

 

本来は費用が発生しないはずのスマートメーターの交換に何万円も支払ってしまったり、大手の電力会社とは何の関係もない悪徳業者を「○○電力のグループ会社だ」と信じて不利な契約をしてしまったり。

 

「電気料金が安くなる」とか「オトク」といった美味しい話には、ついつい乗せられてしまいますからね･･･。

 

こういった詐欺被害が増えるというのも電力自由化の問題点と言えるでしょう。

 

また、各家庭の電力使用状況をインターネット回線でやり取りする機会も増えるため、サイバー攻撃を受けるリスクも高まります。

 

防御システムが脆弱な企業が狙われ、大量の顧客データが流出･･･なんて可能性もありますよね。

 

アメリカでは、すでにサイバーテロによる停電も起こっていますので、日本も他人事ではありません！！

 

これから平屋の新築をお考えのみなさんの中には、「マイホームを持ったらエコな生活をしよう。だから、電力の購入先は自然エネルギー（再生可能エネルギー）を使っている会社にしたいな」という方も多いはずです。

 

確かに、電力自由化で新規参入してくる企業の中には自然エネルギーによる発電をアピールしているところもありますよね。

 

しかし･･･一方で、天然ガスを原料とする火力発電の稼働率を上げる企業も増えていることをご存知でしょうか？

 

原発には頼れないし、再生可能エネルギーによる発電はコストがかかる･･･となれば、発電コストが安い天然ガスに頼らざるを得ない。

 

背景には、そんな事情もあるようですね。

 

とはいえ、天然ガスは限りある資源ですし、今のペースで使い続ければあと50年～60年で枯渇するという問題点もあります。

 

いくら電気料金を安く抑えられるとはいえ、地球の未来を考えれば天然ガス頼みの発電量UPは好ましいものではありませんよね。

 

料金を抑えつつ、環境負荷の少ない自然エネルギー発電の割合を増やしていく。

 

これが今後の課題であり、そのための送電網の整備などが急務と言えるでしょう。

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