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電力自由化で中国電力が強気!電気料金はどうなるの?

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電力自由化のタイミングに合わせて、「電力会社本体がエリアを超えて電気を供給する」という暗黙のタブーにストレートに切り込んできたのは中国電力。

 

原発に頼らず、なぜそれほどまでの電力を確保することができるのでしょうか。

 

また、気になる電気料金は安いのか、高いのか?

 

業界を震撼させた中国電力の電力調達手法や電力料金プランについてご紹介します。

 

電力自由化で電力会社の切り替えを検討している方は要チェック!

 

大手の電力会社本体がエリアを超えて他の電力会社の管轄エリアに電気を供給する。

 

今まではあり得なかったことが、当たり前に行われる時代がやってくるようです。

 

時代の最先端を一歩リードしているのは、中国電力?

 

中国電力が叩きつけた挑戦状

「中国地方の企業や家庭に電力を供給する会社」・・・これが、従来の中国電力の立ち位置でした。

 

しかし、2016年4月電力自由化に合わせて、とんでもない挑戦状をたたきつけたのだとか!

 

それは、「西日本の全域で電気を販売します。」という内容。

 

自社の余剰電力を、関西電力や九州電力、四国電力エリアの企業や家庭にも販売しますよ、ということです。

 

これを発表した2014年当時は、エリアを超えた電力販売に対して電力会社各社が慎重な姿勢を崩していなかった時期。

 

各電力会社の子会社がエリアを超えた電力販売を行うというパターンはすでにありましたが、親会社である電力会社本体が他のエリアに電気を売る・・・ということはまだ行われていなかったんですね。

 

中国電力のこのニュースは、業界に大きな揺さぶりをかける形となったようです。

 

さらに驚くべきは、その電力量です。

 

2016年4月から中国電力が管轄外のエリアに供給を予定しているのは100万kW(最大出力が100万kWという意味なので、これに時間を乗ずれば発電量になります。)。

 

これは、自社のエリア内の電力需要の1割にも相当する電力量なのだそうです。

 

「原子力発電一基分にも相当する」と言われるほどの電力だといいますから、相当な量ですよね。

 

そんなに電気が余っている・・・ってことは、中国電力の電気料金はさぞやお安いのでは?

中国電力にはどんな料金プランがあるの?

では、中国電力にはどのような電気料金プランがあるのか見ていきましょう。

 

西日本エリアにお住まいの方は、自分のライフスタイルに合ったプランがあるかどうか要チェック!

 

電力自由化後に電力会社選びをする際の参考にしてみてください。

 

中国電力の料金プラン
従量電灯 A

電気の単価は24時間同一で、使用した量に応じて電気料金が請求されます。
1日の中で電気を使う量に偏りがなく、なおかつ電気使用量の少ないご家庭に最適なプランです。

 

従量電灯 B

電気の単価は24時間同一で、使用した量に応じて電気料金が請求されます。
1日の中で電気を使う量に偏りがなく、なおかつ電気使用量が多めの家庭に最適なプランです。

 

エコノミーナイト

23時~8時までの9時間に限り、お得な夜間料金で電気を使用できるプランです。
日中はあまり電気を使わず、夜間の電気使用量が多いご家庭に向いています。

 

電灯ピークシフトプラン

夏季(7月~9月)の平日のピークタイム(13時~16時)以外の時間帯の電気料金単価を割安に設定するプランです。

 

電力需要が多い真夏のピークタイムを他の時間帯に移す(シフトする)ことによって電気料金を節約することができます。

 

ファミリータイムプラン

オール電化住宅向けのプランです。
平屋を新築してオール電化にしたいという方は、こちらのプランを要チェック!

 

23時~8時までの「ナイトタイム」に加えて、8時~10時、17時~23時の「ファミリータイム」にもお得な料金で電気を使用できます。(その分、10時~17時のデイタイムの電気使用を控えるとお得になります。)

 

※ファミリープランにはⅠとⅡの2タイプがあります。

 

家族が多く電気をたくさん使うご家庭はⅠを、逆に電気使用量が少ないお宅はⅡが適しています。

 

中国電力が強気な“ワケ”

電力自由化を前に、他の電力会社は他業種の企業とタッグを組んだり、サービス内容を変更したり、料金プランを見直したり・・・と、消費者の立場から見ると「顧客を逃さないために必死に画策している」ように見えます。

 

そんな中、なぜ中国電力はこんなに強気なのでしょうか?

 

そもそも、中国電力は原発の比率が非常に低いですよね。

 

原発に頼らないと電力が足りなくなるのでは・・・という気がしますが、2014年は黒字決済で経営も安定しているようですし、他の電力会社に比べて値上げ幅も少ないようです。

 

その理由として挙げられるのは、「中国地方にある発電業者から安い電力を大量に買っている」ということ。

 

平成25年度の実績を参考にしてみると、発受電電力量の36.7%が「他社受電」なんですよ。

 

つまり、供給している電力の1/3以上を他から買って調達しているということです。

 

購入の単価が9.2円/kWhで、自社の発電単価は12.5kWhですから、そりゃあ儲かりますよね。

 

語弊があるかもしれませんが、「電気を作ることを他社にアウトソーシングしている」ってことです。

 

それなら設備のメンテナンスなどにかかるコストも抑えられますから電気料金も安く設定できますよね。

 

結果的に、消費者もメリットを得ることができるわけ!

 

西日本エリアにお住まいの方は、この機に中国電力への切り替えをご検討されてみてはいかがでしょうか!?

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