平屋 廊下

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ともすれば「長屋」の雰囲気が漂う平屋の廊下。

 

もっとスタイリッシュに、“今っぽく”するにはどうすれば良い？

 

知人や親せきの平屋建ての家を訪問する度に感じること。

 

それは･･･廊下の雰囲気が「学校っぽい！」ということ。

 

玄関からだーっと長廊下が続いていて、その両サイド（もしくは片側）に部屋が並んでいるというあの風景は、学生時代の廊下を彷彿とさせます。

 

平屋の場合、家の中央部分に部屋を作ると光を取り入れにくくなるので、部屋を外側（窓側）にして中央に廊下を作るというレイアウトは珍しくないようですが。

 

個人的には、廊下が暗くなりやすい＆なんだか「長屋」っぽくて、あまりオシャレとはいえないんじゃないかな？という印象ですね。

 

冬場は寒いですしね。

 

実際に平屋建てで直線状の廊下をお持ちの方の声によれば、

• 「トイレに行く度に他の部屋の前を通ることになるのでプライバシーを確保しにくい」
• 「良くも悪くも家族の気配を常に感じている」

といったデメリットもあるようです。

 

「家族との距離感が縮まる」というメリットがある一方で、設計をミスると採光や通風性、プライバシーの確保に難アリ！な平屋建ての家。

 

とりわけ廊下の設計は難易度が高いわけですが、工夫次第でデメリットを回避することは可能です。

 

例えば、「廊下が暗くなりがち」という採光の面は、部屋の廊下側の壁に窓を作って部屋の光が廊下に差し込むような形にすれば自然です。

 

中には、「部屋のドアを、上部にガラスがはめ込んであるタイプにしている」という方もいますね。

 

これなら、プライバシーの確保も採光の問題もクリアできそうです。

 

「しっかり個人スペースが確保できるし、なおかつガラスから漏れる光の様子で子供が起きているかどうかを把握できる」という声も！

 

ちなみに、あえて廊下を作らないという間取りの平屋を建てている方もいます。

 

そうすることによって無駄なスペースをなくし、全体的なコストカットになるのだとか。

 

廊下をなくした分、同じ費用で一部屋増やすことができた！なんて声もありますよ。

 

家全体のフォルムとしては、正方形の平屋になることが多いようです。

 

この場合、外観も内部も斬新でオシャレな雰囲気にはなりますが、家の中央部にある部屋は日当たりが悪くなるというデメリットがあります。

 

この点は、吹き抜けにして天窓を作ったりすることで解決できそう。（費用は約40万円～）

 

「廊下がないなんて、家族の距離が近すぎて居心地悪そう」と思われるかもしれませんが、最近は収納つきの造作家具で区切ったり、必要に応じて部屋を区切ることができる便利なパーティションがあったりします。

 

部屋と部屋の間に開け閉めが簡単にできる間仕切り扉やカーテンをつけておくという手もありますね。

 

費用も（ピンキリですが）数万円～のオーダーで気軽に取り入れられるアイテムが豊富にラインナップしていますよ。

 

家づくりに「正解」というものはなく、大切なのは「住む人が心地よさを感じられるかどうか」ということ。

 

平屋に廊下を作る・作らないも、それぞれのメリット＆デメリットを理解した上で自分たちの価値観やライフスタイルに合わせて選べば良いのです！

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