平屋 縁側 間取り

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縁側があることで生まれるのは、空間的な広がりばかりではありません。

 

なにより大切なのは心の空間。

 

家族の憩いの場としても、縁側は大きな役割を担っているのです。

 

北東北にある私の祖母の家には、昔ながらの縁側がある間取りです。

 

平屋なので、見た目には決してゴージャスな家ではないのですが、家に入ってみれば2階建ての私の実家よりも広く感じられたのを今でもよく覚えています。

 

とりわけ、祖母の家に行く度に嬉しかったのは、縁側でいろんなイベントを楽しめたこと！

 

春は花見をしながらお団子を食べ、夏はスイカを食べて花火をして、秋は月見をして団子を食べる･･･あれれ、食べてばっかり！？

 

それだけ四季の移り変わりを肌で感じられる家だったんだろうなあ～と、今になってしみじみと実感しています。

 

もともと、平屋は庭＝自然とのつながりを大切にする建築様式ですからね。

 

最近、若い方でも平屋を建てる方が増えているということで、日本人も自然に還る時代がやってきたということでしょうか！？

 

「季節の移り変わりを楽しむ」「ノスタルジックな空気感に浸れる」というメリットの他にも、縁側には「夏の日差しを遮る」という役割があります。

 

外と部屋の間に縁側を設けるという間取りにすることによって、日差しがストレートに室内を照らすのを防ぐことができるんです。

 

逆に、太陽の位置が低い冬場は、日向ぼっこをするには最適な場所！

 

さすがに雪の多い東北や北海道では無理だと思いますが、温かい地域であれば室内で暖房に当たっているよりも縁側にいたほうが温かい･･･なんてことも！

 

一方で、あまりに狭い平屋で縁側を作ってしまうと、その分だけ部屋が狭くなって圧迫感が出てしまうというデメリットもあります。

 

まずは施工業者に縁側を作りたいという希望を伝え、縁側を作れるだけの間取りの余裕があるのかどうか相談に乗ってもらいましょう。（逆に言えば、なんとかうまいデザインを考えてくれる業者を選んだほうが良いってことです！）

 

部屋の延長のようでいて、部屋ではない。

 

廊下のようでいて、廊下ではない。

 

そう考えると縁側って不思議な空間ですよね。

 

･･･となれば、気になるのは費用のこと。

 

平屋に縁側をつける間取りを考えた場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか？

 

業者や工事内容によっても細かい金額は違ってくると思いますが、様々な施工事例を参考にしたところでは約90万円～200万円前後あればそれなりの縁側を作ることができそうですよ。

 

例えば･･･

• 押入れだった場所を撤去して中庭に続く縁側を作った事例は85万円。
• ウッドデッキを撤去して縁側を増築したケースが190万円です。

 

これはあくまでの一例ですが、縁側のある間取りをお考えの方は参考にしてみてくださいね。

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