平屋 スキップフロア 間取り

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そもそもスキップフロアとはどのような建築様式なのでしょうか。

 

なぜ、今、あえて平屋に取り入れる意味があるの？

 

住宅情報雑誌が好きでよく眺めているのですが、最近、「スキップフロア」というキーワードをよく見かけるようになりました。

 

これは、簡単に言えばバリアフリーの逆の発想。

 

つまり、家の中にあえて段差を作ることによって空間にメリハリをつけるための建築方法です。

 

平屋でも、この方法を取り入れるお宅もあるようですが･･･。

 

平屋はもともと「2階がない」「ワンフロアで生活の全てを完結できる」という間取りで、どちらかと言えばバリアフリー目線の建築だったはず。

 

なんだか矛盾しているような気がしてもやもやしてしまいます。

 

でも、実際の施工事例画像を見てみれば･･･なるほど、高低差がある分だけ確かに床面積が広がったように見える！

 

壁や扉による仕切りがない間取りの平屋だと、全体的にメリハリがない印象を与えてしまうこともありますが、スキップフロアはその欠点を見事にカバーしているのです。

 

限られた面積の空間をより広く見せることができるということで、スキップフロアは平屋や狭小住宅の建築によく使われています。

 

廊下の代わりにもなるので、その分だけ部屋の広さを多くとったり部屋数（主には収納のスペース）を増やしたりできるという点もメリットの一つですね。

 

個人的な感触としては、子育て中の家庭にとっても便利な間取りだなと思います。

 

例えば、リビングとキッチンの間に段差があれば、それが一つの障壁となって子供がキッチンに入り込むのが難しくなります。

 

揚げ物の料理をしている時など、子供にちょろちょろされると困りますからね（汗）。

 

一方で、建築費用が高くつくというデメリットもあります。

 

本来は平坦なはずのところにわざわざ段差を作り、その分だけ部屋を大きくするわけですから、考えてみれば当然ですね。（逆に、平坦ではない土地に平屋を建てる場合は、スキップフロアを採用したほうが費用を安く抑えることができます。）

 

また、言うまでもなく高齢の方にとって住みにくい家であることは間違いありません。

 

「バリアフリー」を推奨する世の中に逆行する建築ですから、賛否両論あるのは確かです。

 

平屋にスキップフロアを付けた間取りの場合、高くつくのは施工費用ばかりではありません。

 

月々の光熱費も高くなるんですって！

 

なぜかと言うと、壁やドアで仕切らずに段差で仕切るということは、エアコンで冷やすべき（あたためるべき）空間の面積が大きくなるということですよね。

 

エアコンの性能にもよりますが、光熱費がかかる上にエアコンの効率も悪いというデメリットがあるんです。

 

また、段差をつけるということは、イコール床面積が広くなるということになり、その分だけ家の資産価値がUP→固定資産税が上がる！ということもあります。

 

こういった面を含めて、デメリットをうまく克服できる技術を持った業者を選ぶことが大切ですね。

 

必ず、過去の施工実績をチェックしてから発注しましょう！

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