賃貸住宅の雪下ろし

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戸建て賃貸住宅は雪下ろしも自力で!?無理せず乗り切るには

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その重みでつぶれてしまう家があるくらい、雪は想像以上に恐ろしいものです。

 

雪国だとひと冬の間に何度か雪下ろしをする必要がありますが、戸建ての賃貸住宅の場合、雪下ろしは誰に(貸し手か、借り手か)“義務”があるのでしょうか。

 

雪国で賃貸住宅に住む場合にあらかじめ知っておきたいルールをおさらいしましょう!

 

戸建ての賃貸住宅は一軒家を丸ごと借りられるのは魅力的ですが、その分、なにかと課せられる義務や責任も重くなります。

 

雪下ろしもその一つ。

 

初めて雪国暮らしをする方は、その必要性がいまいちピンと来ない!?

 

どうする?一戸建て賃貸ならではの「雪下ろし」問題!

雪国に住んだ経験のある方ではないとなかなか実感が湧きにくいかもしれませんが、雪は想像以上に厄介なものです。

 

引っ越し先の賃貸住宅で初めて雪を経験するという方は、雪を甘く見てはいけません!

 

雨のように、降り続けて川が氾濫してあっと言う間に家の中が水浸しになって・・・ということはありませんが、じわりじわりと人を追い詰める怖さがあります。

 

雪が多い時期は毎朝、除雪車が来て道路の雪を寄せていきますので、民家の前にはこんもりと雪の塊が・・・!

 

家の前の雪を寄せないと出かけられませんし、その捨て場所を巡ってご近所トラブルも勃発するんですよ。

 

また、最も頭を悩ませるのが雪下ろし。

 

こまめにやっておかないと、雨などで水分を含んだ雪は重くなってしまうので、作業も一苦労です。

 

平屋の賃貸住宅だと、2階の窓から屋根に出るということができませんので、ハシゴを使って屋根に上がることになりますよね。

 

そのハシゴが倒れてしまったらどうしましょう!?降りるに降りられないという散々な状況になってしまいます。

 

賃貸マンションの場合は屋根も共用物になりますので、雪下ろしは管理人さんがまとめてやってくれますが、戸建ての賃貸住宅となると話はちょっと違ってくるようです。

 

雪下ろしは草むしりと同じってこと!?

賃貸マンションでは、共用部(建物の玄関やホール、階段、外構等)のメンテナンスは管理会社または大家さんが担当することになっています。

 

しかし、戸建ての賃貸住宅は、「借主が行う」という契約になっているケースがほとんど。

 

家の周りの草むしりも借主の義務ですので、同じように雪下ろしも自分でなんとかしなければなりません。

 

豪雪地帯だと、契約内容の中に「積雪○○㎝以上で雪下ろしをすること」という旨の文言が記載されているようです。

 

雪の多い土地に転勤になって戸建ての賃貸住宅を借りるという場合は、契約の際に雪下ろしはどうすれば良いのか必ず確認しましょう。

 

とはいえ、経験のない人がいきなり雪下ろしをするのは危険です。

 

雪国では、毎年、結構な数の方が雪下ろし中に屋根から落ちて亡くなっているんですよ。(雪が多い年は年間100人を超える方が雪下ろし中の事故で亡くなっています。)

 

除雪や雪下ろしをサポ―トしてくれる業者もありますので、無理せず、プロの力を借りましょう。

 

料金は地域によってかなりの違いがあるようです。

 

例えば私の出身地は豪雪地帯として全国的にも知られている町ですが、雪下ろしは作業員一人に対して1日13,000円~15,000円が相場です。

 

これが他の都道府県になると、1時間あたり5000円というところも!

 

まずは複数社から見積もりを取り、比較してみることをオススメします。

 

もしも屋根が壊れてしまったら、その修理はどうなるの?

ちなみに、もしも賃貸住宅の屋根が雪の重みで破損してしまったら?

 

雪下ろしをしていなかったということであれば、借主の「注意義務違反」ということで、借主が修理費用を負担することになってしまいます。(※雪下ろしに関する契約の内容によっても異なります。)

 

しかし、こまめに雪下ろしをしていたのに破損してしまったということであれば、そこは費用を大家さんに半分負担してもらうなど交渉の余地はあります。

 

それだけ老朽化して耐久性が落ちているということですから、そういう家を賃貸住宅として貸しに出している側にも責任はありますからね。

 

“こまめに”という基準が難しいところですが、一つの目安となるのは「近隣の一戸建ての雪下ろしの頻度」ですね。

 

ひと冬の間に雪下ろしをする回数が、同じエリア内の他の住宅よりも明らかに少なかったとなれば、借主の立場は不利になるでしょう。

 

「初めての雪国暮らしで、雪下ろしの頻度の目安がよくわからない」

 

という場合は、ご近所さんを参考にしたりあらかじめ管理会社に確認したりして、冬を迎える前に疑問点を解消しておくことをオススメします。

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