賃貸住宅でエアコンが故障!その修理費用は誰が支払う?
目次
賃貸住宅にあらかじめエアコンがついているのはラッキーですよね。
でも、そのエアコンが故障した場合、修理の費用は誰が負担することになるのでしょうか。
あくまでも賃貸住宅の一部として考えれば、故障した場合も自己判断で動くのはNG!
詳細は管理会社との契約内容によって異なりますが、今回は一般的な見解をみてみましょう。
エアコンが壊れちゃったから、新しいモデルに買い替えた!
普通の住宅であればなんの問題もない行為ですが、賃貸住宅の場合はちょっと注意が必要です。
実際に我が家も、真夏にエアコンが故障したことがあります。
当時、気温は30度オーバー。夜はまさにサバイバルです。
扇風機だけはどうにもならないので、熱さまシートを貼りまくるなどしました。
あと、風呂で冷水を浴びたり…、コレは原始的に思えますが、意外と効果アリです。
少し話が脱線しましたが、時期によっては地獄を見ることになるエアコンの故障。
他人事ではなく、いつ誰におこるかわからないので注意が必要です!
自分で買って取り付けたエアコンであればすぐに修理の手配をするか、もしくは買い替えれば良いわけですが。
賃貸住宅の備え付けエアコンだとそうもいきませんよね。
自分の持ち物ではなく、あくまでも「借り物」という扱いになりますので、故障の修理すらも自己判断ではできないのです。
そんな時は、まずはその賃貸住宅を管理している会社か、大家さんに連絡をしましょう。
安易な自己判断は、後々のトラブルの元になります!
では、故障したエアコンの修理にかかる費用は誰が負担するのか?
賃貸住宅に入居した時から付いていた、いわゆる「備え付け」のエアコンであれば管理会社または大家さんが支払うことになります。
ただし、入居者側に明らかな過失がある場合は別です。
例えば、夫婦喧嘩してエアコンのリモコンに八つ当たりしたら、壊れて動かなくなってしまった。
子供がイタズラをしてエアコンの送風口に粘土を詰め込んだ・・・等。
こういった場合は入居者側に責任がありますので、故障の修理も自費で!ということになります。
このような内容については、賃貸住宅の契約時に渡される「重要事項説明書」に記載されていますので、これを機に確認してみてはいかがでしょうか。
ちょっとややこしいのが、「備え付けのエアコン」にも2通りあるということ。
一つは、管理会社(または大家さん)が居住環境のクオリティを高める目的で付けている場合。
この場合は、その設備投資分も家賃に含まれていますので、故障の場合の修理費用も管理会社が負担します。
もう一つは、前に入居していた人が置いて行ったエアコン。
管理会社から見れば“おまけ”みたいなもので、「使っても良いけど、壊れても保証しませんよ。修理するなら自分でどうぞ」というスタンスなんですね。
ですから、賃貸住宅に入居する際は、そのエアコンがどういった位置づけで付いている物なのかをあらかじめ確認しておくことが大切です。
これはエアコン以外の備品についてもいえること。
故障した場合に自分で修理費用を負担しなければならないものは、あらかじめ把握しておいたほうが良いでしょう。
特に小さなお子さんがいる家庭は、「壊されたら困るもの」は手の届かないところに寄せて置くなどの対策が必須です!
たとえ管理会社が修理費用を負担してくれるのだとしても、正直、なんだか気まずいですよね。
こちらとしては常識の範囲内の使い方をしていて、決して手荒い使い方はしていなかったのだとしても、じゃあそれをどのようにして証明するのか?
そこにはどうしても人間同士のやりとりが発生してしまいますので、
「本当は手荒な使い方をしたんじゃないの?」
という目で見られてしまう、もしくはそう思われているのじゃないかと疑心暗鬼になってしまうこともあるでしょう。
エアコンの故障が原因で、それまでは良好だった管理会社や大家さんとの関係がギクシャクしてしまうのは避けたいものです。
そこで注意してほしいのが、設定温度です。
実際の室温と設定温度の差があり過ぎると、エアコンに、そして人体に負担がかかることをご存知でしょうか?
コチラのサイトにもあるように、その差は「5度以内」が推奨されています。
最近では40度近い気温になることもめずらしくないので、「5度以内」はなかなかハードルが高いかもしれませんね。
そもそも、環境省がエアコンの設定温度は「28度」を推奨していることもご存知ない方も多いのではないでしょうか?
このグラフがとても参考になるのですが、「28度」は軽装の人が「体感としてちょうど良いと感じる人が多い温度」なのです。
出典:環境省 公式サイト cool choice どうして28度?
スーツだと「ちょっと暑い」と感じる温度。
だから、夏は「エアコンは設定28度、服装は軽装で」というのがクールビズで推奨されているスタイルです。
しかし実際には、25度以下までガンガンに冷やしているご家庭やオフィス、お店も多いですよね。
それは人体にもエアコンにも負担のかかる使い方と言えるでしょう。
また、頻繁に設定温度を変えたり、ON/OFFを繰り返す行為も、エアコン本体に負担をかけてしまいます。
こういったことは、無意識にやってしまうことも多いですよね。
少しずつの積み重ねがエアコンの故障につながることもあるので、ぜひ知っておきたいポイントです。
平屋建ての総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
- 賃貸住宅でまさかの雨漏り!家財の保証はどうなってる?
- 殺風景な賃貸住宅が生まれ変わる!インテリアの簡単アレンジ
- 賃貸住宅でもウォシュレットは必須!後付するならどのメーカーが良い?
- 賃貸住宅でご近所から言われたクレームと苦情を穏便に解決する方法
- 賃貸住宅で水漏れ!大家さんはどこまで保証してくれるんですか?
- 賃貸住宅の騒音トラブルはカナリ深刻!穏便に解決するには?
- 賃貸住宅の退去は何かと面倒?楽しく乗り切るための秘策とは
- 賃貸住宅でまさかの立ち退き!?対処法と納得できない場合の流れ
- マンションVS戸建て賃貸住宅。違いは?快適なのはどっち?
- 人気の戸建て賃貸住宅!事前に知っておきたいメリット&デメリット
- 賃貸住宅の申し込みをキャンセルしたい!敷金はどうなるの?
- 3階建ての賃貸住宅がアツい!人気の秘密はどこにある?
- 戸建て賃貸住宅は雪下ろしも自力で!?無理せず乗り切るには
- 賃貸住宅の床を最後まで美しく。床保護材でダメージ知らず!
- 70歳でも諦めない!条件の良い賃貸住宅を見つけるには?
- 賃貸住宅はリフォームよりもリノベーションがアツい!
- 賃貸住宅でもガス会社変更は可能?ガスをもっと安くしたい!
- 賃貸住宅だって自慢のキッチンに!プチプラDIYのススメ
- デザイナーズ賃貸住宅はオシャレだけど住みにくいって本当?
- 同棲するならどんな賃貸住宅が良い?賃貸住宅でラブラブになる秘訣
- 賃貸住宅のドアが生まれ変わる!プチプラ簡単リメイク術
- プロパンガスの賃貸住宅はガス料金が高い!?その意外な理由
- あえて、賃貸住宅を選ぶポイントはどこにある?
- 賃貸住宅は、エアコン設置にも許可がいる
- 賃貸住宅へ入居するには、火災保険への加入が条件!なのですが?
- 賃貸住宅に入居するのに、仲介手数料は不要というケースもありますが?
- 賃貸住宅の値引き交渉を成功させるコツとは?
- 退去時に元通りにするのが、賃貸住宅の原状回復ではない
- 賃貸住宅のゴミ屋敷化は、「善管注意義務違反」
- 賃貸住宅に入居後の防音対策は、ほとんど取れないから
- パナホームのビューノは賃貸住宅にも特化!
- 賃貸住宅と一戸建て、類似してくる人気の間取り
- ワンルームの賃貸住宅が余っているって本当?
- 3LDKなら、賃貸住宅の物件も豊富なもの
- 割り切って使うなら、ローコスト系の賃貸住宅