輸入住宅のミルクリークでも外壁には国産サイディングを利用
それらしい外観をしてはいますが、ミルクリークの外壁はすべてサイディング、これはコストや耐久性を重視してのこと。
サイディングの方が現実的なのです。
それでもミルクリークが輸入住宅であることにはかわりはありません。
ミルクリーク・ノーブルのラップサイディング、グランドの塗壁、ヘリテージのレンガの外壁。
これらはすべて、国産のサイディングを用いたもので、実際にしっくいを塗ったり、輸入レンガを積み上げたりしたものではありません。
輸入住宅をウリにしているミルクリークだけに、私だと国産という段階でがっかりしますし、サイディングと聞いてまたショック。
試しにミルクリーク・ヴィンテージのモデルハウスのレンガ外壁を軽く叩いてみると、コンコンという軽い音が返ってきます。
なぜ実際のレンガ外壁ではなくサイディングを用いているのか?
なぜならサイディングの方が現実的だからです。
確かに耐火性能が高く、経年劣化(変化?)も味になるレンガは外壁として理想の素材です。
しかし、日本でそれを実現するには、あまりにもハードルが高すぎます。
まず施工が高価、一個ずつレンガを積み上げていくのです、施工期間と手間が尋常じゃなく掛かります。
次に耐震性が問題、地震のない地域ならば漆喰を使って積み上げていくだけで問題はないでしょう。
しかし日本では積み上げただけでは耐震性に問題があるので、鉄骨を入れるなどの処置が必要。
さらに、日本特有の湿気の問題がありますから、素焼きのレンガではダメ、レンガ自体に特殊加工が必要です。
耐久性の点などにおいては異なるものの、手間がかかるという点については、しっくいの壁についても同じことがいえます。
逆にいうならば、手間がかからないから値段を抑えられる、地震などにも強いというサイディングの方がメリットが大きいのです。
「そんなのだったら、ミルクリークは輸入住宅ではないんじゃないの?」
そんな声が聞こえてきそうです。
確かにサイディングを始めとして、国産の部材を用いているのも多々あります。
しかし地震のあるなし、気候条件もまったく違う北米の住宅すべてを日本に輸入してきてもコストばかりかかる結果になりませんか?
さらに、使用条件が違いますから日本の風土には合わないというケースもありそうです。
北米の住宅を再現する上で、輸入するしかないものを輸入する。
例えば、イタリア料理店を想像した場合に、調味料はともかく材料から何からすべてイタリアから輸入してくる店はないでしょう。
それでも、イタリア料理店にはかわりがないわけです。
ミルクリークも、それと同じだと思っていただくのが正しいのではないでしょうか。
何から何まで輸入しているわけではなく、サイディングなど、ふさわしいものなら日本の部材も使った住宅。
それがミルクリークなのです。
平屋建ての総合情報
スポンサーリンク
同じカテゴリの記事
- ミルクリークの中古住宅の相場価格は高め理由は安心感とデザインに
- ミルクリークの展示場は宿泊も可能なのです!アクセスも良い。
- ミルクリークのキッチンは独特のデザインで好きです。
- 平凡だが充実したミルクリークのアフターサービス
- ミルクリークのインテリアコーディネータは住宅の特性を踏まえた提案を
- ミルクリークのメーカー純正ウッドデッキは手入れが必要
- ミルクリーク・エコエディションこの名前にこめられた想いとは
- ミルクリークにピッタリのオーニングは意外な実力の持ち主
- ミルクリークのタカラキッチンはコストパフォーマンス高し
- オプション抜きでは考えられないミルクリークの快適性
- ミルクリークのラインナップに待望の屋上付きが!!
- オール電化とミルクリークは好相性だった!
- 夢の大邸宅はミルクリーク大宮展示場にあった?
- ミルクリークの良さを知るなら宿泊体験だ!
- オシャレな壁紙のミルクリーク金額が高すぎた!
- カーペットを多用するミルクリーク、そこはメッセージが?
- ミルクリークの快適性は換気システムで完成する
- ミルクリークと比較スウェーデンハウスはオーバースペック?!
- セルコホームとミルクリークは比較するとあまり差がない?
- 3階建てもミルクリーク!最近までカタログに載っていなかったけど、
- ミルクリークのキャンペーン商品は本当にお徳なのか。。
- ミルクリークの家は寒いのか?寒いという口コミを調べてみた
- ミルクリークなら空調は必須!トップレベルの空調システム
- ミルクリークに結露が発生しない2つの理由
- ミルクリークのバリエーション豊富なクローゼットは必見
- ミルクリークにはグリーンエアがあるためエアコンが必要ない?
- ミルクリークの輸入カーテンは値段が大問題
- 優秀な住宅メーカーミルクリークの欠点はそのコンセプトにあり?