蔵のある家は狭小住宅の救世主。狭い土地でもゆったり快適!
狭小住宅で特にニーズの高い「蔵のある家」。
床面積にはカウントされない大きな収納スペースを確保することで、結果的に与えられた敷地面積を有効活用することができます。
「物がしまえないから物があふれる」という狭小住宅ならではの悩みを解決できるというわけ!
ただし、一方で「蔵のある家は意外と住みにくい」という指摘もあります。その理由とは?
狭くて小さい家は、物を極力減らしてシンプルに暮らすことが求められます。
でも・・・やっぱりどうしても捨てられない物ってありますよね?家族が増えれば物も増えますよね!?
ガラクタハウスの汚名を着せられないためにも、ど~んと物をしまい込める収納空間の確保が重要課題なんです!
蔵のある家は、都会の狭小地で家を建てる方の間で特に人気となっているようです。
でも・・・そもそも「狭小」とは?
調べてみたところ、ハッキリした定義はないようです。
ただ、一般的には「15坪以下」の土地に建てられる住宅のことを指して「狭小住宅」と呼んでいるんですね。
15坪以下となると、玄関、リビング、水回り・・・と最小限の生活スペースを確保するのが精いっぱいで、収納スペースの確保が課題になりそうです。
だからこそ、蔵のある家が人気!
「高さが1.4mで、設置する階の面積の1/2未満の広さであること」という条件を満たしていれば居室とはみなされず床面積にも含まれませんので、「蔵を作ってそこに物を収納し、その上の部分を1.5階(もしくは2.5階)として有効利用する」という賢い空間活用が可能なのです。
決められた条件を満たしていれば、容積率をめいっぱい使って生活・収納スペースをたっぷり確保できる。
・・・蔵のある家は、まさに狭小住宅のためにあるようなプランですよね。
蔵といえばミサワホームが元祖ですが、他社でも蔵のある家を建てることは可能。
蔵を3つ設けることで「通常の住宅の1.5倍もの空間を持つ住まいを作れる!とアピールしているメーカーもあります。(38坪の土地なら、床面積57坪)
ミサワホームの間取り集でも、20坪~25坪くらいの間取りの実例がたくさん掲載されていて、大変参考になりますよ。
狭小住宅の間取り実例が多いので、やはりそれだけニーズが高いということなのでしょうね。
ただ、実際に狭小住宅で蔵のある家を建てた方の声を聞いてみると、メリットばかりではないことがうかがえます。
例えば、「他の部屋で使うものまで蔵に入れてしまうので、使う時に毎回取りに行かないといけないのが不便」とのこと。
やはり、理想的には各部屋にちょっとした収納があったほうが便利なんですよね。
また、「蔵をつけることで、パズルみたいな間取りになりがち。家相的にはどうなんだ?」という指摘もあります。
家相や風水的な観点から見れば、家の形も間取りもスッキリとシンプルなのが理想的。
凸凹が多かったり、生活動線が複雑だったりする家は、運気を下げる可能性も否定できません。
狭小住宅のデメリットを克服するはずが、かえって住みにくい家になるのでは本末転倒!
大きな収納スペースをど~んと作るほうが良いのか、それとも小さい収納を各部屋に作るほうが良いのか。
自分たちの価値観や生活スタイルをふまえて、無理なく本当に使いやすいほうを選びましょう。
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