一条工務店の人気商品!i-cubeとi-smartの違いを検証
一条工務店といえば、業界トップレベルの「断熱性能」が売り。
主力商品であるi-cubeとi-smartも、やっぱり断熱性能はスゴイのでしょうか?
また、似たようなイメージのある両者の最大の違いとは?
よく知らない方には混同されやすい、一条工務店のi-cubeとi-smartの違いや選び分けのポイントについて見ていきましょう。
ハウスメーカーにはそれぞれ、家をパッとッ見た瞬間に「あっ、○○の家だ」とわかる “カラー”があります。
i-cubeとi-smartにも、一条工務店“らしさ”は表れているのでしょうか?
べらぼうに高い「高級住宅」というわけでもないけれど、適度に高級感があって、しかも断熱性能は業界トップレベル。
これが、私の一条工務店のイメージでした。
そんな一条工務店の人気商品といえば、「i-cube」と「i-smart」でしょう。
なんだか似たような名前ですから、たいした違いはないのかな?と思いきや、実はあらゆる面でハッキリした違いがあります。
まず、一番わかりやすい違いは「外観」。
名前のイメージから、i-cubeのほうがキューブ型で現代的なニュアンスが強いのかな~と思っていましたが、実際はi-smartのほうがキューブっぽくてモダン!
i-cubeは、部分的にレンガタイルをあしらっており、ヨーロピアンでかわいらしい印象です。(外壁材としては、i-cubeではレンガタイル×サイディング、i-smartは汚れに強いハイドロテクトタイル×サイディングが使われています。)
また、窓もi-cubeは格子状、i-smartは横長のパノラマウィンドウが多いので、その辺の違いも見た目の印象を左右するポイントと言えるのではないでしょうか。
なんでも、i-cubeのほうは2×6工法なので大きな窓が付けられないそうですよ。
2×6工法というのは、その名の通り「2×6㎝」の規格化された木材を使って家を建てることで、壁で構造を支えるような仕組みになっています。(柱と梁で支える伝統的な日本家屋との大きな違いです)
構造上、どうしても抜けない壁があったりしますので、大きな窓を取り付けるのが難しいケースも出てくるわけです。
一方のi-smartは2×4工法なので2×6よりも厚みがない分だけ空間を広く使うことができます。
見た目だけで言うと、個人的にはi-cubeのほうが「一条工務店らしいデザインだな~」という印象です。
そして、最大の違いは価格!
全体的にi-cubeよりもi-smartのほうがグレードが上であるため、価格も高くなるのだとか。
各種オプションを抜いた場合の坪単価で見ると、i-cubeは約55万円ですがi-smartは60万円を超えてくるとか。
結局、この違いで選び分けている方が多いのではないでしょうか?
へ~、i-cubeよりもi-smartのほうが高いのかあ。
じゃあ、その分だけ機能面でもi-smartのほうが優れているわけね?
一条工務店も、そっちを推したいわけだね?
・・・そのように推測される方も多いかもしれませんが、実際はそうとも言えません。
例えば、一条工務店が自信を持っている断熱性能に関して言えば、数値の上ではi-cubeのほうが優れているんですよ。(断熱性能を表す「Q値」を見てみると、i-cubeは0.62、i-smartは0.82です。)
ここは、さきほどもご紹介した「2×6」と「2×4」の違いが反映されているものと思われます。
使用する木材の幅が広くなればそれだけ壁の厚みも増しますので、断熱材も多く充填できるということです。
もっとも、気密性を表す「C値」はどちらも同じ数値ですから、大きな違いはないのかもしれませんが・・・。
断熱性が高いほうがエアコン効率もよく光熱費を抑えることができますので、トータルで見たらi-cubeのほうが断然お得!
ということでi-cubeを選ぶ方も多いようです。
ただ、i-smartは標準仕様で太陽光発電システムが搭載されています。
自宅で電気を創って、あわよくば売電したい!という方はi-smartですね。
i-cubeとi-smartを比較した場合、機能性の面では(太陽光発電を除けば)大きな違いはなさそうです。
また、オプション次第では価格差もかなり小さくなるそうです。(逆にi-cubeのほうが高くなったというケースもあります。)
同じく一条工務店が手掛けた、似たようなネーミングの、似たようなコンセプトの家。
価格面での違いもそれほど大きくないとなれば・・・ということは、選び分けの決定的なポイントは「デザイン」ということになりますよね。
実際、i-cubeとi-smartは、外観も内装も面白いほどに違います。
ほっこり&かわいらしい感じが好きなら、i-cube。
シンプルでカッコイイ系が好きならi-smart。
・・・ちょっとおおざっぱに区分し過ぎかもしれませんが、だいたいそんなイメージでターゲットを分けているものと推測されます。
ただ、両者をまたがって選べるオプションもありますので、施主さんのセンス次第で両者のイイトコ取りをしたオシャレな家を建てられるはず!
最初から「絶対こっち!」と決めてしまうと視野が狭くなってしまいますので、まずは両方をじっくり比較検討。
その上で、自分たちのライフスタイルに「プラスだ」と思える特徴が多いほうを選ぶというのが理想的ですね。
平屋建ての総合情報
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