床材 チーク 価格

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チークは床材として最適な樹種ですが、非常に価格が高いことで有名です。

 

そこで、価格を抑えた集成材など「チーク風」のものがでています。

 

もちろん集成材も床材として優秀なもの。

 

価格が高くて手が出ない場合などは充分検討の余地がありますね。

 

ウォールナット、マホガニーとならんで世界３大銘木の一つに数えられるのが「チーク」材。

 

硬さや耐水性、収縮率の低さに定評があり加工しやすく、自身が持つ精油成分により耐久性にも優れている。

 

こんなチーク材は高級列車「オリエント急行」や豪華客船「クイーンエリザベスⅡ」の内装にも用いられています。

 

原産地の東南アジアの国々でも、有用材として古くから用いられており、古い寺院などに今も残るチーク材。

 

特にインドネシアでは、１世紀以上前から計画的に植林・伐採がおこなわれているほど、人々に近い存在です。

 

こんなチーク材は価格も高く、床暖房にも対応できる高級なものだと実売価格でも２万円以上／平方mもしてしまいます。

 

安いものでも１万円／平方mは見なくていけないでしょう。

 

しかし、先ほども述べたとおりそれだけの価値はある木材です。

 

例えば、チーク材を用いたアンティーク家具などは、何とも言えないほどの風格とオーラを身にまといます。

 

家の床がそのように経年変化をしていくと考えるだけでもわくわくしませんか？

 

そう考えると、最近の住宅の風潮である、代々受け継いでいくような、住宅にこそ向いている床材です。

 

逆に、夫婦だけが住めればいいやと考えるような、リタイヤ後のコンパクトな平屋には向いていません。

 

なぜなら、短い寿命の住宅には高すぎるからです。

 

安価な集成材の床材は、価格と性能の面で考えるとバランスは非常に優れていますから、集成材を選ぶというのも良い選択です。

 

例えば無垢材に定評があるウッドワンが販売している床材「コンビット」なら、5,000円／平方mで購入できます。

 

これは、集成材の上に0.6mmの厚さのチーク材を張ったもの。

 

防湿・防虫、耐久性ともに本物のチーク材以上の仕上がりになっています。

 

ナラやサクラ（カバ）の無垢材にチーク風の塗装を施すという手もあるでしょう。

 

いずれ塗装ははげてしまいますが、それはそれ、割り切った考え方もあると思うのです。

 

同じように、耐久性が高く人気の素材ですが、値段も高い床材に、３大銘木に加えて「カリン」があります。

 

このカリン、ドラゴンボールや果実酒とは関係がなく、東南アジア原産の樹種です。

 

赤みが強く深みがある独特の色合いは人気が高く、硬さもあるのでキズにも強い素材。

 

まさに床材にもってこいですが、価格が高い。

 

この素材にも、集成材や塗装でそれ「らしい」ものが用意されており、そこそこの人気なのです。

 

本物に越したことはありませんが、場合によっては「らしい」物も検討する必要がありますね。

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