ヒノキ 床材 価格

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ヒノキで床材を検討していると、以外に価格が低いことに気がつきます。

 

しかし、価格の上を見出すとキリがないのもヒノキの床材。

 

大昔から建材として重宝されてきただけに、非常に優れた効果を持つヒノキ、価格の折り合いを考えて選びましょう。

 

ヒノキと聞くと高級建材のイメージがあります。

 

在来工法をとる住宅メーカーでも、柱は全て国産ヒノキ材とかうたっているのを見ると、いかにも高級住宅を建てていそうです。

 

しかし床材としてのヒノキを見ていくと、価格の面ではそれほどでもありません。

 

特に板目で節が多いものを床材に用いるならば、一般的に用いられるメープルやチーク材の方がよほど高価です。

 

板目や節を味わいと考えるのならば、それもいいでしょう。

 

しかし乾燥が不十分だったりすると、節が抜け落ちるということも良く起こりますし、そうなるとケガの元になります。

 

特に高齢者を想定した、平屋造りの家だとつまづく要因はできるだけなくしたいもの。

 

ならばヒノキで柾目で節のないものを床材に用いたい。

 

そんなことを考えだすと、値段は跳ね上がってしまいます。

 

ヒノキを床材に用いるメリットとしては、精油に含まれている成分「ヒノキチオール」の効果があげられます。

 

以前取り上げたモミの項でもふれましたが、針葉樹はそれぞれ精油をもっており、独特の効果があるもの。

 

なかでもヒノキチオールは抗菌性や防虫においてバツグンの効果を発揮するのです。

 

例えばヒノキチオールの黄色ブドウ球菌の繁殖を抑える効果は、同じ針葉樹のヒバの精油と比較して約８倍。

 

また、防虫ならば法隆寺や薬師寺の塔がほとんどシロアリの虫害を受けていないことでも証明されている通りです。

 

また強い独特の芳香はヒノキ風呂が持てはやされている通り、リラックス効果もあるでしょう。

 

これらの特性はそのままヒノキを床材に用いるメリットとなります。

 

色目が白く柾目の上等なヒノキを床材に用いると、平方mあたり１～２万円は覚悟をしなくてはいけないでしょう。

 

しかし、安価なヒノキの床材ならば5,000円を切ってきます。

 

ヒノキ独特のヒノキチオールの効果に加え、ヒノキの特性といえば、針葉樹らしい肌触りの柔らかさ。

 

小さな子どもやお年寄りには最適な床材です。

 

加えて、冬場のフローリングにありがちな非常にひんやりとした質感も、ヒノキはやわらげてくれます。

 

これらのヒノキチオールの効果や質感を追求するならば、安価なヒノキの床材で何ら問題はなさそうです。

 

ただ、ヒノキらしい美しさを床材で追及するのならば、非常に大きな出費となってしまいます。

 

なにしろ、能舞台に用いられている床材も、日本書紀にも宮殿に用いられるのに良い素材であると言及されているのはヒノキです。

 

上を見出すとキリがありませんが安価なところでも、充分な効果を発揮してくれそう、それがヒノキの床材なのです。

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