ブラックチェリー 床材 価格

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ブラックチェリーは味があり、価格もそこそこな樹種なので、床材としても人気の素材。

 

経年変化を見せる色目も肌触りもブラックチェリーの床材ならでは。

 

価格が低い板目の部位も味わい深いので、そこをあえて使用するという選択もあります。

 

国産サクランボといえば山形県を中心に算出される高級果実、「佐藤錦」や「高砂」といったブランドが有名です。

 

高級なものになると１kgで１万円以上してしまいますから、毎年盗難騒ぎになるのもうなずけます。

 

さて、そんな高級な品種は日常的に口に入れることはできませんから、食卓に上るのは「ブラックチェリー」。

 

こちらは北米からの輸入物で、真紅の国産と比べて黒味が掛かった色目が特色。

 

味も佐藤錦など国産のサクランボと比較の仕様がないぐらいのものなのです。

 

まあブラックチェリーもコストパフォーマンスは高いものがありますから文句はいいませんけれど、、、。

 

さて、このブラックチェリーと床材に用いられる「ブラックチェリー」は全く同じ品種と聞いてちょっと驚きました。

 

大体「サクラ」と名乗っているくせに、実際はカバだとか、そんなことがしょっちゅうなのが木材の世界。

 

黒味がかかったカバのことをブラックチェリーと呼んでいるとばかり思っていましたので。

 

そんなブラックチェリー、ちょっと赤みがかかった色目で、３大銘木の１つマホガニーと雰囲気が似ています。

 

加えて経年変化も大きな素材で、施行後数年で濃い赤茶色に変わり、つやを増していくのも楽しみのひとつです。

 

床材として硬さは中間ぐらいなので、非常に加工もしやすく人気の素材。

 

裸足で歩いても、きめが細かく滑らかな感覚は、床材に向いているといえるのです。

 

価格は、１平方mあたりで１万円は切ってきますから、値段としても手が出ないほど高級とはいえないのもいい感じです。

 

また、ブラックチェリーは成長する過程で木目の隙間に樹液がたまる特長があり、それは床材になっても残ります。

 

斑点や筋のような、黒い模様になっているのですが、これはガムポケットといわれる、ブラックチェリー独特の現象。

 

ですから、あえて節や板目が出ている部位を用いた低い価格の床材も、ブラックチェリーならではの味わいがあり良いものです。

 

何となくですが、西部開拓時の手造りのログハウスのイメージとかぶります。

 

キズが付く、これはブラックチェリーに限らず無垢の床材を使った場合共通の悩みかもしれません。

 

だから、あえてキズも楽しみの一つと考えるか、しっかりとフロアコーティングを施工してやるかは、好み次第です。

 

そんなキズの観点から考えてみても、節や板目のある部位を床材に使うのも楽しそう、美しさだけを追求しないのです。

 

ブラックチェリーの床材で、ワイルドさと楽しさを演出する。

 

こんな使い方もできますね。

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