モミ 床材 価格

ホーム ＞ 床材メーカーを比較！ ＞ モミの床材の価格は針葉樹としては高めになります。

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床材に用いられるモミは、スギなど他の針葉樹と比較して価格は高めです。

 

高い価格でも売れる理由は、上質部位しか入ってこないからですし、床材として独特の素材感を持つモミに人気があるということもあるでしょう。

 

クリスマスツリーに用いられることで大変よく知られているモミ。

 

常緑の針葉樹ということもあり、西洋では命の象徴という扱い。

 

ラテン語の学名の「アビエス」も、ずばり永遠の命という意味を持っているのです。

 

日本でも神棚やお札、絵馬といったものに用いられる素材は昔からモミの木。

 

聖なるものをモミから感じるのは洋の東西を問わず共通するもののようですね。

 

さて建材としてモミやスギなどの針葉樹は柔らかいため、加工がしやすい半面、強度に問題がある印象があります。

 

しかし床材に用いられるモミは、寒冷な地域からの輸入が多いので、他の針葉樹に比べて木目が詰まり硬いという特性があるのです。

 

加えてモミ材は、まっすぐに木目が通った柾目で節が少ないものが床材には用いられがち。

 

ですから見た目が美しい点と、節が少ないという点もモミの利点でしょう。

 

その代わり安価な板目の国産スギの床材と比較すると、価格は倍近くと高めになってしまいます。

 

しかし、安価なスギの床材のように節が抜ける可能性も低くなりますし、それにともなう危険性や補修コストもかかりません。

 

また針葉樹独特の柔らかさも保ちつつも、硬めの木質になっている点も、モミの床材の特徴。

 

掃除がしやすい、メンテナンスの手間がそれほどかからないというのもモミの床材の利点でしょう。

 

加えて、モミ独特の白い木肌も特長として挙げられます。

 

部屋全体が軽やかで明るい印象になりますから、リビングや子ども部屋にぴったりです。

 

さらに長年の使用にも寸法の狂いが生じないといったところもモミの特長。

 

バイオリンの本体はモミの木で作られていますし、ピアノの鍵盤も象牙や樹脂製の表面の下はモミの木です。

 

この点からも床材として非常に優れているといえるでしょう。

 

そして床材に用いるだけでなく、家一軒をモミで建ててしまうくらい、熱烈なファンを持っているのも、この素材の特長です。

 

その理由はモミの木が持っている、精油成分が特殊だから。

 

例えばボルニルアセテートという成分は、抗菌や化膿防止の効果があり、モミの木独特の芳香の元です。

 

この香りは脳はのシータ波を発生させるので、非常に高いリラックス効果をもたらすとされているのです。

 

森林浴効果があるというのですね。

 

また、他の木材と比べてカビの発生を抑える効果や消臭効果も高いとされています。

 

つまりモミの床材は、暮らす人の健康という側面から見ても非常に優れた素材ということができるでしょう。

 

針葉樹の中では、良いものしか用いられないためか、高めの価格の床材になりますが、モミの人気が高いのは理由があるのですね。

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