標準装備で大満足?積水ハウスの隠れた実力73万円/坪の中身とは
標準設備(=追加料金ナシでつけられるもの)が充実していることで知られる積水ハウス。
具体的にどんな設備がついていて、価格はどのくらいになるでしょうか。
また、標準設備を削ってコストカットすることはできるの?
逆に、標準で足りないものは?
実際に積水ハウスで建てたオーナーさんの声を参考に考えてみましょう。
目次
- 積水ハウスは標準仕様が高クオリティ!価格は?
- 具体的にどんな標準設備が魅力的なの?
- とことんこだわりたい方にはこんな標準装備も!
- 毎日くつろぐ大事な場所!お風呂の標準仕様はどうなっている?
- トイレの標準仕様はLIXIL
- なんと、HEMSが標準装備!その特長は?
- 「ぐるりん断熱」で年中、快適
- 標準装備を外して安くすることってできるの?
- オプションをつけるなら?オススメ設備はこんなの!
- これってオプション?それとも標準?
- 見えないところの標準装備も超重要!
- 【まとめ】標準仕様でも十分満足な家が建てられる
最初から「標準」としてついている設備が充実していれば、追加で余計なお金を払わずに済むわけですからこちらとしては好都合。
ですが、それで基本的な価格が吊り上げられているのだとしたら本末転倒です!
積水ハウスの場合はどうなのでしょうか?
注文住宅の購入を検討する際に考えるのは、なるべく低コストで、かつハイスペックな装備を付けること。
わざわざ追加料金を払ってオプションをつけるまでもなく、標準設備がハイスペックだったらこれほど嬉しいことはありません。
それでいくと、積水ハウスは標準装備が充実していることで人気のメーカーですよね。
価格帯はこちらのサイトにもあるように73万円/坪が平均ですが、60万円台で建てたというオーナーさんもいますのでオプションの内容に左右されるようです。
https://www.towntv.co.jp/2010/12/sekisuihouse.php
あれこれ含めると坪単価80万円を超えることも多いようで、業界の中では「(価格が)高め」の部類にカテゴライズされているようですね。
他社との価格比較については、こちらのページでも紹介していますので参考にしてみてください。
⇒ 積水ハウスの坪単価は安い?他社と坪単価を徹底比較!
ただ、こちらの事例でもわかる通り積水ハウスは値引き率も高いので、交渉次第で予算内に収められるかも?という点も人気のポイントなのでしょう。
https://home-kensetu.com/house-maker/sekisui-jiturei.html
あれ?でも、表儒設備が本当に満足のいくものなら、オプションをつける必要はないんですから最初から安くなるはずですよね。
では、積水ハウスでは具体的にどんなレベルの標準設備を搭載しているんでしょうか。
特に主婦にとって一番大切なのは、家族のために毎日のお料理を作るためのキッチンですね。
本当はうんとこだわったキッチンを装備したいけど、そうなるとコストもかかるしキリがなくなってしまいます。
じゃあ、標準装備のもので大丈夫かな。
そう考えると、ハウスメーカーの標準装備を備え付けた場合、そのクオリティが気になりますよね。
こちらのサイトにとてもわかりやすくまとまっているんですが、積水ハウスではデザイン性も機能性も満足度の高いキッチンが採用されているみたいです。
⇒ https://tenkinzoku-myhome.com/sekisuihausu_hyoujyunsoubi/
メーカーとしては、パナソニックとクリナップのものから選ぶことができます。
パナソニック 「ラクシーナ」
出典:Panasonic 公式サイト 「ラクシーナ」フラット対面プラン
その名の通り、「ラク(楽)」してキレイを保てるのが魅力的。
シンクには有機ガラス系のスゴピカ素材を使っていて、汚れが落ちやすく傷にも強い!
さらに、排水口とシンクが一体形成になっているため、汚れが溜まりやすい溝がないんです。
これは、ズボラ主婦の私にとってはなんともありがたいことです。
歯ブラシでゴシゴシ・・・とか地味〜な掃除をしなくていいってことですもんね。
色柄のバリエーションが豊富なのも、家事が楽しくなりそう。
クリナップ 「クリンレディ」
日本で一番売れているキッチン。
なんといっても、ステンレス製にこだわっているという点が特徴でしょう。
サビ、カビ、熱に強い!ゴキブリが寄り付きにくい!
シンク内の水の流れがちゃんと計算されていて、手でゴミをかき集めなくても自然に流れていってくれるというのが主婦目線で魅力的ですね。
必要なものを、必要な時に、ラクにササっと取り出せる「うきうきポケット」がついているのも気が利いてます。
クリンレディについてはこちらのサイトでめちゃめちゃ詳しく解説されているので、ぜひご覧になってみてくださいね。
⇒ クリナップのキッチン「クリンレディ」の特徴や価格、評判をプロの目線で紹介!
このように、キッチンを見るだけでも積水ハウスの標準設備は、かなりハイクオリティです。
たとえば、「これはオプションつけなきゃダメかな?」と思っているものがすでに初期装備となっており、しかもカラーなども選べるのがうれしいですね。
シンプルながら機能性もよく、しかもお手入れが簡単にできてしまうところが気に入りました。
収納も申し分なく、ゴチャゴチャするキッチン用具などもスマートにまとめられそうです。
毎日立つキッチンですから、使い勝手がいいのはもちろんお手入れが楽にできるのがいいですね。
キッチンに関しては、ラグジュアリーなシステムキッチンを標準装備としているプランもあります。
例えばこちら、シャーウッドの展示場。
このキッチン、いかがですか?「なんか高そう~」と思いませんか?
それもそのハズ、かのベッカムも使っているという、ドイツの「ポーゲンポール」のキッチンです。
しかもこれ、標準装備だというからビックリですね。
世界中で「あこがれのキッチン」として知名度抜群なポーゲンポールは、なんといってもそのデザイン性の高さが魅力。
例えばこの「VENOVO」はキッチン全体が浮き上がるような構造になっていて、「浮遊感」がコンセプトとなっています。
基本的にはモノトーンなキッチンが多く、「スタイリッシュなLDKを野暮ったいキッチンで邪魔されたくない!」というファッション感度の高い方に好評のよう。
ですが、価格が100万円超え、ものによっては300万円を超えてくる商品もあったりするので、庶民にはなかなか手を出せない存在です。
※ただ、展示品や中古品は安く手に入れることもできるようなので、「いいな」と思われた方はこちらもチェックしてみてくださいね。
出典:ポーゲンポール公式サイト キッチン ディスプレイセール
そんなポールセンのキッチンを標準装備で付けられるわけですから、「積水ハウスは標準装備でも十分満足」と言われるのも納得ですね。
モデルハウスを購入することのメリットやデメリットについてはこちらを参考にしてみてください。
標準仕様といえば、お風呂もどうなっているのか気になるところですよね。
お風呂は、家族が1日の垢や疲れを洗い流し、明日への活力をチャージする場所。
キッチンと同じくらいこだわりたい!という方は多いはずです。
積水ハウスの標準としては、積水ホームテクノというグループ会社のユニットバスが使われています。
戸建て住宅でよく使われているのは、こちらのバスサルーン エスコートという商品。
出典:積水ホームテクノ 公式サイト バスサルーン エスコート
そのスペックを簡単にまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。
バスサルーン エスコート
- 価格 50~250万円
- サイズは、1618、1616、1216
- 足がひやっとしない高断熱フロア
- 水はけがよく滑りにくい表層シート
- 浴室換気暖房乾燥機つき
- 浴槽の形を工夫したウェイビー浴槽
- 撥水・撥油加工の人造大理石浴槽
- 節水効果のあるワンストップeシャワー
- お湯の温度が4時間で2.5℃しか下がらない高断熱浴槽
特に注目したいのは、浴槽の形状です。
出典:積水ホームテクノ 公式サイト バスサルーン エスコート Wタイプレイアウト
一般的な浴槽は長方形ですが、バスサルーン エスコートの浴槽は曲線を描くような形(湾曲している)になっているんです。
これにより、洗い場のスペースを広く取ることができるのでゆったりと身体を洗えるというわけ。
小さい子供と一緒にお風呂に入ると「洗い場が狭い」と感じることがありますが、これなら2人で座っても余裕がありそうです。
高齢の方を介助する場合でも余裕があったほうが良いですよね。
壁カラーのバリエーションの充実しているので、お風呂のデザイン性にもこだわることができるでしょう。
一部のオーナーさんの声によれば「カウンターは要らなかったけど、標準仕様だと外せなかった」とのことでしたが、公式サイトでは「カウンタースタイル」と「シャワースタイル」があって、カウンターなしのバージョンも選べるようです。
出典:積水ホームテクノ 公式サイト 2つのカタチを選べる、バスサルーン エスコート
この点は営業担当者さんに確認が必要ですね。
積水ハウスの標準仕様のバスルームについてはこちらの記事でも書いていますので合わせてチェックしてみてくださいね。
⇒ 積水ハウスのユニットバスは将来リフォームすることも考えて選ぶべし!
キッチン、バスルームときたら、やっぱりトイレも気になりますよね。
積水ハウスではどこのメーカーのトイレが採用されているのか?
公式サイトでは明記されていませんが、オーナーさんのブログで「LIXILのタンク+手洗つきのもの(GBC-BA183GS-SH)」が標準だったと書かれている方がいました。
ビルダー向け商品のようなので商品名などは書かれていませんが、お値段は9万円ちょっとということで非常に標準的なトイレです。
写真が掲載されていないのが残念ですが、他のオーナーさんのブログも然り。
積水ハウスのオーナーさんで「これが標準のトイレです!」と写真つきで公開している方は少ない(というよりほとんどいない)という印象です。
ということは、あまり標準仕様のトイレを採用する方はおらず、みなさんオプションのトイレを選んでいるということなのかもしれませんね。
積水ハウスの実例でよく見かけるのは、コチラのタイプのトイレ。
出典:積水ハウス 納得工房 公式サイト トイレの手洗いをグレードアップしておもてなし感をプラス
タンクレスのスタイリッシュなタイプですね。
ちょっと奮発し、オプションでこのようなタイプのトイレを選ぶ方が多いのでしょう。
こちらの実例も「パリのホテルトイレをイメージして作った」とのことなので、積水ハウスオーナーさんはトイレのデザインにもこだわる傾向があることがわかります。
出典:積水ハウスの実例紹介 いえごこち 「パリのホテル」を意識したトイレ
また、「イズロイエ」で建てたオーナーさんはPanasonicのアラウーノを採用されていました。
汚れに強くメンテナンスがラクなことで知られるアラウーノですが、デザインがとにかくおしゃれ。
「トイレをドレスアップする」という発想は独特ですよね。
「トイレは金運の神様が住む場所だ」と言われますが、こういうのを見てしまうとなおさら「標準仕様で妥協せずに、ちょっとお金かけてこだわったほうが良いかも」と思ってしまいます。
公式サイトにはインテリアコーディネートのプラン例も多数掲載されていて、ワクワクさせてくれますよ。
これからトイレを選ぶ方はぜひご覧になってみてください!
さらに積水ハウスで驚きなのは、HEMSが標準設備としてついていることです。
HEMSとは、太陽光発電で作った発電量や電気の使用状況を一目で確認できるシステム。
エネルギーの流れを家族で視覚的に共有できるので、家庭内の省エネ意識を高める効果も期待できます。
最近はこのHEMSを搭載しているお宅も多いんですが、普通につけると20〜30万円するのでこれが標準設備としてついているのは魅力的ですよね。
なんでも、標準設備としてHEMSを搭載したのは大手住宅メーカーだと積水ハウスが初だそうですよ。
積水ハウスのHEMSは「グリーンファーストハイブリット」という商品で、太陽電池・蓄電池・燃料電池の3つのエネルギーと連動しているのが特徴的。
オンラインで常に運転状況がチェックされていて、毎日確実にエネルギーの管理ができるというのは安心ですし非常に便利です。
近い将来、電気は「家で作って管理する」のが当たり前の時代が来るかもしれませんね。
積水ハウスを含め、大手メーカーのHEMSの特徴を知るにはこちらのサイトが便利ですよ。(HEMSといってもいろんな種類があって面白い!)
⇒ HEMSってなに?導入するメリットや仕組みをご紹介します。
近年は、地球温暖化の影響なのか真夏の暑さが尋常ではありません。
今まで以上に「自然の風をうまく取り入れて涼をとる」という工夫が求められていますし、それだけでは不十分で断熱材の種類やその施工方法にもこだわる必要があります。
これから家を建てるのであれば、断熱方法についてはメーカー任せにせず施主自身も情報を蓄えて積極的に介入していくべきでしょう。
積水ハウスの断熱システムはどうなっているのか?というと、標準装備で「ぐるりん断熱」というシステムを採用しています。
これは、「小さな熱の出入りも許さない」という積水ハウスオリジナルな断熱法。
壁、床、天井とそれぞれの部位に合わせた施工方法で断熱材を入れ込んでいるのがわかりますね。
断熱材を入れ込みにくい梁の下にも専用の断熱材を詰め込んでいるということで、その名の通り「ぐるりん」と断熱材で家全体を覆うような形になっています。
この断熱方法により、断熱性能等級では最高の「等級4」をクリア。
外気の影響を受けずエアコン(冷房、暖房)の効果を家の中に”パック“できるような形になるので、夏も冬も快適に過ごせるというわけです。
ただ、最近は自然の風通しを大切にした「パッシブデザイン設計」を採用するメーカーも多いので(例えば大和ハウス)、そのような流れを大切にしたいな、自然を身近に感じられる暮らしをしたいなという憧れを強くお持ちの方にとってはちょっと物足りなさを感じるかもしれませんね。
出典:大和ハウス 公式サイト パッシブデザインの家 解説ページ
大和ハウスとの比較についてはこちらの記事でも紹介していますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
⇒ 大和ハウスと積水ハウスは、よく比較されるけど実際どうなの?
ところで・・・、こんだけいろんな標準設備を搭載している積水ハウスですが、見積もりの際に標準装備を外して安くすることってできるんでしょうか。
正直、「HEMSは要らないから、もうちょっと安くならないのかな?」なんて思ってしまったり。
あれば便利なんでしょうけど、現状、HEMSがなくても困ってないので「別に要らないかな〜」とか思ってしまうんですよね。
なるべく低コストで、なおかつクオリティの高い住宅にしたいのは誰もが思うことなんじゃないでしょうか。
これについては、標準設備を削って施主支給にさせてもらうこともできるようです。
例えば、実際に「照明やエアコン、カーテンなどは施主支給にして安くなった」という口コミもありますよ。
照明・カーテンだけでも70万円もかかっているので・・・。
それがいくらかでもカットできるなら助かりますよね。
また、標準設備としてついている作りつけの棚や飾り棚なども意外と高価で、それを外すとかなりコストカットできるそうですよ。
ただ、水回りの設備については特別なこだわりがない限り標準設備のままで良いのではないでしょうか。
もともとハイクオリティなものが選ばれていますし、下手に変えるとのちのち保証の面などで面倒な問題も出てくるかもしれませんよ。(水漏れして建物に影響が出た場合とか)
ところで、逆にオプションとして新たに追加するとしたらどんな設備が人気なのでしょうか?
積水ハウスが「高い」と言われるのは、標準設備では満足できずにオプションを浸ける方も多いからですよね。
これだけ標準設備が充実していても、やっぱり「アレが足りない」「コレがあったらな」と思うものは必ず出てくるわけで・・・。
実際に積水ハウスで家を建てたオーナーさんの声を参考にしてみると、7万円ちょっとでつけられる浴室乾燥機が人気みたいですね。
それくらい、標準設備であるのかな?と思っていたので、ちょっと意外でした。
でも、賃貸暮らしで雨の日の洗濯物に困っている私としては、これはぜひとも欲しいオプション!
また、約17万円の電動シャッターも好評価オプション!
これまた賃貸にはない設備なのであこがれます。
防犯対策はもちろん、シャッターがあるとカーテンを閉める手間がかからないし。(私の友人は、新築で電動シャッターをつけたのでカーテンはレースしかありませんっ)
ちなみに、平屋建てが防犯上にいかに危険かはこちらのページでも紹介していますので合わせてチェックしてみてください。
⇒ おしゃれな平屋住宅に、安心して住み続けるために防犯対策を
一方、「なくてもよかったオプション」として床暖房が入っているのがこれまた意外。
私が新築するなら絶対欲しいですけどね。
フローリングは足元から冷えるので、靴下を履かずに過ごせる家ってあこがれます。
しかし、積水ハウスオーナーさんの声を参考にしてみると、積水ハウスの家はもともと高断熱で温かいのだとか。
55万円もかけて床暖をつけるまでもなく、エアコンでも十分だったかなと嘆いているブロガーさんもいました。
もっとも、「つけてよかった」と評価している方もいるので、これはもうお住まいのエリアの気候条件やその方の価値観によって評価が分かれるポイントですよね。
あこがれの太陽光発電も、発電した電気の買い取り価格が下がってしまったことであまりメリットが感じられなくなったという声もあります。
⇒ 太陽光発電のメリット・デメリット。良い面ばかり見るな!で書いているとおり、他にも、デメリットもありますので、設置は要検討ですね。
オプションを選ぶ場合は、時代の流行やイメージ先行の「あこがれ」だけでつけてしまってはダメだということです。
意外と、お金をかけたオプションほど後悔するケースが多いことを知り、注文住宅のオプション選びって難しいものだなと痛感しました。
積水ハウスくらい標準設備が充実しているなら、あまり欲張らずそのままでも良いのかもしれませんね。(必要だと思われるもの、ニーズが高いものを標準として採用しているのでしょうし)
積水ハウスでよく検討されてるのが、全館空調です。
全館空調を導入した場合のメリット・デメリットについては、こちらの記事に詳しくまとめています。
高いオプションを付けて失敗してしまう前に、必ずお読みください。
⇒ 迷う。。積水ハウスの全館空調システムは導入するべき?光熱費とかどう?
最近の新築住宅でよく見かけるのが、軒天が木目になっているお宅。
もっとわかりやすく言うと、外に出て家の軒下から上を見た時、屋根の裏側が木目状になっているということです。
出典:RoomClop 公式サイトダインコンクリート/イズロイエ/軒天 木目/積水ハウス/戸建て… のインテリア実例
なんてことないことのように思えるかもしれませんが、今まではあまり見かけなかった点なので、最近の新築物件を見るとちょっと気になるポイントではあります。
初めて見かけた時は、「なにかを貼り忘れたのかな?」とも感じてしまったのですが(そんなわけないですよね)、よくよく考えたら、それはオーナーさんがそんな細かいところまでこだわって家を建てたという証。
家を下から見ないと気づけない演出って、なかなかしゃれていますよね。
積水ハウスの場合、これは標準なのか?それともオプションなのか?
答えは「オプション」。
金額的には10~30万円UPしてしまいますが、「これをやってよかった!」と満足しているオーナーさんも多いんです。
上記は「イズイロエ」という商品の軒天にオプションをつけた実例ですが、一見クールな外観なのに屋根の裏が木目状になっているだけでどことなく外観に温かみが出るのが素敵ですよね。
なければないでも困らないオプションですが、細部までこだわることで他とはひとあじ違ったオリジナリティを加えることができるでしょう。
家づくりの新しい楽しみ方だと感じます。
見えないところの標準装備も超重要!
ハウスメーカーの「標準装備」というと、キッチンやお風呂など「設備」の話になりがちです。
しかし本当に見ておくべきは、表から見えない部分の装備でしょう。
例えば、骨格。
積水ハウスでは、オリジナルな構造システムである「ダイナミックフレーム・システム」を採用しています。
出典:積水ハウス 公式サイト ダイナミックな室内空間を実現するオリジナル構法
なんとこのシステム、地震の振動エネルギーを熱エネルギーに変えて吸収する構造システムが使われているんです。(これを「シーカス」と言います)
ゆえに地震の揺れによる影響を最小限に留めることができ、家の倒壊や変形を防げるというわけ。
簡単に言ってしまうと、木造住宅における柱や梁が鉄骨に置き換わっているような構造になっているんです。
国内のどこで大地震が起きてもおかしくない日本においては、非常に魅力的な装備ですよね。
また、このダイナミックフレームシステムだと、柱と柱の間が最大7mのスパンにできます。(2階の場合は8m)
「ダイナミックフレーム」の名にふさわしい、圧巻の解放感!
積水ハウスの住宅は、画像で見ても実物をお邪魔しても「広っ」という印象が強いですが、それはこの「ダイナミックフレーム」の為せる技なのですね。
ただし「最大」という注意書きがあるように、全ての商品でそのダイナミックフレームが可能になるわけではありません。
間取りによって異なりますので、その点は要相談ですね。
【まとめ】標準仕様でも十分満足な家が建てられる
よく耳にする、「積水ハウスの標準仕様は充実していて満足度が高い」という噂は本当でした。
具体的な装備の内容をまとめます。
- キッチンの標準仕様はクリナップとPanasonic
- バスルームは、グループ会社である積水ホームテクノ製のものを採用
- HEMSも標準装備
- 断熱法としてはオリジナルの「ぐるりん断熱」を採用
- 標準仕様を外してコストダウンすることもできる
- オプションも充実していて、好評
坪単価が80万円を超えることもあり「(価格が)高いメーカー」という位置づけではありますが、これだけ標準仕様が充実しているのなら欲張らなければ(つまりオプションを控えれば)手が届く住宅メーカーだということです。
とはいえ、あれこれカタログを見始めると欲が出てしまうもの。
家づくりは、ある意味では物欲との闘いだと言っても過言ではないですね。
平屋建ての総合情報
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