無印良品の家 間取り

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ここはリビング、ここは寝室、ここは子供部屋。

 

かっちりと間取りを決めて家を作る方も多いですが、家族の在り方も時間と共に変わっていきます。

 

家族と一緒に成長できる間取り、それが無印良品の家が提案する新しい住まいのカタチです！

 

無印良品の家のモデルプランや施工事例を見ている時に感じたちょっとした違和感･･･。

 

それは、住宅情報にありがちな「○LDK」という間取りの表記がないこと。

 

その代わりに、「4間×5間」という表現になっているんです。

 

一体どういうことなのか！？

 

と実際の間取りを見てみると、無印良品の家には

 

「ここがリビングでここがダイニング、ここが寝室」

 

というハッキリした境界がない！

 

「ドア」「壁」「間仕切り」など空間を物理的に仕切る物がなく、吹き抜けを中心に家全体がつながっているような間取りになっているんです。

 

小さな箱がゆるやかにつながった家、それが無印良品の家の特徴なんですね。

 

あえて従来の「○LDK」にこだわらないという点は、無印良品の家ならではの新しい発想！

 

真ん中が拭き抜けになっていて、ちょうどそのセンターにダイニングやリビングを設けるというレイアウトなら、お互いに家族の気配を感じながら暮らせます。

 

でも、よく考えると昔の家ってこんな感じで全体がつながっていましたよね。

 

私の祖母の家も、建て直す前は真ん中に囲炉裏のある平屋で、ふすまを開ければワンフロアをつなげることもできちゃうような家でした。

 

今よりも「個」の意識が薄かった時代は、こんな風に家族もゆるやかにつながって暮らすのが普通だったのでしょう。

 

そう考えると、無印良品の家が提案する間取りは新しいようでいて古い。

 

まさに「温故知新」を体現するような商品とも言えるのかもしれません。

 

人々が徹底的に「個」を追究してきた時代だからこそ、あえてお互いのぬくもりを感じられるような家に戻ろうよ！という粋な提案ですね。

 

しかし、必ずしもつながることだけが家族の絆を深めるとも言えないでしょう。

 

実際、夫婦円満の秘訣は「お互いに干渉しないこと」

 

「一人の時間も大切にすること」

 

だったりしますし。

 

常にお互いに目が行き届く暮らしというのは、なんだか自由を奪われているようでかえってくつろげなくなってしまうかもしれません。

 

きっと、それは子供だって同じことでしょう。

 

無印良品の家では、みなさんも大好きであろう無印の家具を使って部屋を仕切ることもできます。

 

つまり、間取りは自由自在にアレンジできるということ！

 

長く使える箱＝「スケルトン」と、ライフスタイルに合わせて好きなように編集できる中身＝「インフィル」の組み合わせで、家族の成長に合わせてカスタマイズできる家なのです。

 

10年後、20年後、30年後･･･

 

この家の間取りはどんな風に編集されているんだろう？

 

そんな未来に想いを馳せてみるのも無印良品の家に住む醍醐味と言えるのかもしれませんね。

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