無印良品の家 朝の家

ホーム ＞ 無印良品の家はキッチンも白！こんなこだわり、詰まってます ＞ 無印良品の家の自信作！朝の家」はナゼ販売終了になったの？

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全く問題がない人気商品であれば、ロングセラーとなって今でも販売を継続しているはず。

 

無印良品の家が「朝の家」の販売を終えたのはなにかしら理由があるはずです。

 

2017年12月現在、無印良品の家といえば「木の家」「窓の家」「縦の家」の3シリーズ展開。

 

ですが、実は以前は「朝の家」という商品もあったんです。

 

これは2009年に2月に発売された商品で、「一日の始まりにふさわしい家を作りたい」という同社の願いから生まれた家でした。

 

「はて？一日の始まりにふさわしい家ってどんな家？」

 

と疑問が湧いたところで、その特徴をまとめてみましょう。

 

【無印良品の家「朝の家」の特徴】

 

• 「長く住める家」を目指した、簡素簡潔な“普通”の家
• 家具の配置が自由で、無印良品の商品に合わせやすい設計になっている
• 大きなクローゼットを家族でシェアして使うという発想
• こだわりの高断熱・高気密
• 家族のつながりを大切にするリビングアクセス型プラン
• モデル価格は、32.99坪で4,525万円

 

シンプルでどんな街並みにも溶け込む外観、というのは無印良品の家のどの商品にも共通していること。

 

家具配置や収納の自由度が高いことも同じ･･･では、朝の家オリジナルな特徴とは？

 

と考えた場合に、真っ先に挙げられるのは「メインターゲットが子育て世代だ」ということ。

 

家の真ん中にリビングがあり、2階に上がる場合にもリビングを通るような設計になっているんです。

 

つまり、「家族のつながりが切れないようにという点に重きを置いた間取りになっているんですね。

 

たとえ家族の関係がギクシャクしていても、一日の始まりである朝は出かける前に必ず顔を合わせて声をかけあって欲しい。

 

そんな思いも込められていたのかもしれません。

 

2009年のグッドデザイン賞も受賞している無印良品の家の「朝の家」。

 

実際の施工事例などを見ても、リビングの窓越しに見えるウッドデッキに子供の遊びスペースを設けているお宅などもあり、子育て世代にとっては暮らしやすそうな家です。

 

それなのになぜ、販売を終了してしまったのか？

 

ハッキリとした理由などは明記されていないようですが、木の家や窓の家に比べるとアピール力が弱かったのではないでしょうか。

 

外観は良くも悪くも普通過ぎましたし、いくら「核家族目線」がアピールポイントだとはいっても、他の商品に比べると訴求力が弱い！

 

私が建てるなら、やはり既に発売されていた「木の家」や「窓の家」を選んでいたでしょう。

 

そのような意味では、朝の家の後に発売された「縦の家」のほうがインパクトありますね。

 

いくら「シンプル」が売りの無印良品といえども、朝の家のように「普通であること」をあまりに推し過ぎると魅力が半減してしまうのでは？

 

普通であることを意識させないくらいに普通に、自然に人々の暮らしに馴染む家。

 

それが無印良品の家の魅力なのです。

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