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近居を後悔するのはどんな時?近居が失敗する理由や経験談とは

 

近居をする理由は、何かメリットを見越して行うのがほとんど。

 

お互いに程よいメリットがあるなら良いのですが、一方だけが快適、片方が我慢の連続ではいずれ破たんします。

 

ここでは、後悔しない近居生活のために、気をつけたいポイントをご紹介します。

 

近居 トラブル 画像

 

近居したい理由は、突き詰めてから動く

以前、友人から“近居の失敗談”として、興味深い話を聞いたことがあります。

 

その友人が話していたのは、義父母が自分たちと近居したい理由について。

 

「義父母が近居したい理由は、きっと孫目当て。おそらく義父母は、日常に張り合いがなくて退屈しているだけなのだと思う……。」

 

そう考えて、友人は義父母に犬と猫をプレゼントしたのだとか。

 

角が立たないように、「二人とも子育ては久しぶりだから、まずは子供よりお世話が楽な犬猫で練習してみてはいかがでしょうか」と話をしたそうです。

 

その後、義父母さんは犬猫に夢中になってしまい、近居はしたけれども、孫そっちのけペット最優先になってしまったとか。

 

ちょっとは子供の面倒をみて欲しかったけれども、当てが外れてしまった……というものでした。

 

近居回避案としては成功ですが、子守をして欲しいことが動機の近居なら失敗だったかもしれません。

 

近居の距離が実は半端だった

近居の定義はそれぞれ。車や電車などを使って30分の距離を近居とするものもあります。

 

ダイアンホーム様公式サイトの画像
出典:ダイアンホーム公式サイト「近居」について

 

しかし、介護が絡むと車や電車で30分の移動は、遠く感じてしまう可能性があります。

 

もし、近居を考えられているあなたが働き盛りの4~50代、または若くてもご両親がすでに高齢の場合は徒歩圏20分以内が良い事案もあります。

 

理想は敷地内完全別居くらいの距離感。

 

介護は思ったよりも、手と目が必要になる場合があります。

 

介護の利便性も視野に入れて選んだはずが、結局車で30分では往復1時間です。

 

たまに様子を見守る、困った時は数日面倒を見るならいいけれど、仕事終わりに毎日少し通う必要が出た場合はとても大変……。

 

若いときは、仕事が終わって親元に30分かけて行くのは苦にならなくても、それが何年も続くとなると、話は別。

 

介護が主眼ならば、最初から徒歩圏に近居すると後悔が少なくなります。

 

近居で後悔だけが残ると

近居したけど、生活が共働き同士で結局子育ても頼れず、あとは自分たちは手伝って貰っていないのに介護を期待されてしまう……なんてこともありますよね。。

 

そうなると、若い世帯は介護が始まる前に、近居を解消してしまうケースも少なくありません。

 

近居を始める際に、お互いの生活に無理ない範囲で利点が見いだせるかどうか良く見極めることが重要です。

 

介護するのは微妙に遠いし、子供を介した交流も忙しくてあまり持てはしなかった、そんな後悔をしないために、しっかり話し合うようにしましょう。

近居が失敗する理由

近居は今政策で後押しされていますが、後押しするという事は裏があるんじゃない?とお考えの方がきっと多いはず。

 

近居促進制度のある地方も増えてきていますが、オマケを付けなければいけない不利益が・・・?と、つい勘ぐってしまいますね。

 

そんな不安をまずます増やすだけかも知れませんが、失敗について今回は詳しく考えてみましょう。

 

近居が失敗するとき、それはストレスが限界を超えた時

近居を始める場合、二世帯が全く未知の土地で暮らし始めるのでなく、片方の世帯が数年以上は住んで馴染んでいるところに一方が近づく形をとります。

 

さて、土地勘のない世帯と土地勘のある世帯が急に近くで生活を共有する状態がすんなりスタートできますか?

 

紹介番組は成功事例を挙げて新生活の夢を膨らませてきますが、慣れない土地暮らしは想像以上に厳しいものです。

 

ごみの出し方、スーパーで並ぶ食材、金融機関の顔ぶれ、交通手段、全て勝手が分からない。

 

短期出張、単身赴任ではなく、ずっと続く不慣れな生活。

 

しかも子育て世帯で引っ越しとなれば面倒を見るべき幼い子供も居る状態。

 

近居の中身は各家庭それぞれ違うので、いまだにばりばり働く親世帯の傍で暮らし始めるのか、悠々自適な生活の義父母の傍で子守もして貰えるのかでは大きく異なります。

 

どちらかの世帯がこんなはずではなかった、とストレスを抱え込まないように、近居でどんな生活を望むのか事前に良く話し合いましょう。

 

蓋を開ければ暮らしにくかった!

近居での失敗は過干渉が多くの場合原因として挙がっています。

 

都会から地方に引っ越しされる方は覚悟が必要ですが、近隣はもちろん少し遠出しても知人に会う事が多い!

 

買い物できるスポットが限られるからなんですよね、しかも働く場所も限られるのでスーパーに行ったら近所の奥様がレジを打ってくれたなんてザラです。

 

そんなところでは、なかなかだらっと思い切りリフレッシュするのも難しい。

 

プライバシーを守りたいなら小さな田舎町は予想外の疲れる事の連続になる可能性、大です。

 

裏表のない真面目な方なら困ることはないのでしょうけど。

 

近居のイメージを正しく描くこと

極端な成功例や極端な失敗例が目につきやすいですが、これは記憶に残りやすいからです。

 

自分の親、配偶者の親の暮らしたこれまでと、それに関わる自分たちの人生設計はそれぞれ。

 

近居にメリットが無さそうならば、無理して始めるのは失敗の元です。

 

個人的な見方ですが、核家族世帯同士ならば妙に期待しすぎて、張り切り過ぎて失敗しているような事例が目につきますね。

 

傍に居るだけで安心、そんなゆるい距離感でいられれば一番良いのでは?

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