近居の形は家族それぞれの特色があります
日本は、戦前から都市に仕事が集中していたために、地方から出てきた人が作った核家族が多数ありました。
つまり核家族が日本の中で主流だった期間が長い。
近居に不慣れな世帯の方が一般的なこの現状で、急に良いとこばかりを求めて寄り集まって暮らすのは危険です。
私の母方の祖母も樺太に住んでいたけれども、大阪まで移り住んできたと話して聞かされた記憶があります。
父方の祖父は九州から関西圏に移り住んだのだそうです。
すでに、祖父母の世代から核家族化している訳です。
母と父は、価値観が違いすぎてしょっちゅう喧嘩をしていました。
嫁姑戦争を見て、私は育ちましたので、他人が集まって暮らすのは大変なんだと骨身に沁みました。
近居は生活の様式が各家庭で違うことを、事前に照らし合わせておかないと後で問題が起きると拗れます。
例えば、孫が生まれたら面倒を主に祖父母が見るつもりで、子世帯は病の時だけでも良いと考えていたら。
週末は基本的に家族単位で過ごしたいから近居なのに、毎回来られて呼ばれてストレスが溜まるなど。
私は口約束でも良いので、起きるであろう問題を近居予定のメンバー全員で相談し合うことをお勧めします。
後に言った言わないの問題になると嫌なので、もし私の家族で話すなら筆記して残し、皆で書面確認します。
客観的に、箇条書きにして目にして共有すると、感情論にならずに形にも残るのでお勧めです。
失業してしまった時に、乳幼児と専業主婦の妻を抱えて就活して、健康保険も自己負担になって、となればたちまち生活に困ります。
そんな時に、子供を無償で、見てくださる親世帯が傍にいてくれれば本当に安心です。
私の知人でも、自営業をしていましたが上手くいかなくなって、徐々に収入が減ってしまって大変な状態になったお宅がありました。
働き口を探さなければならないし、お店も閉店させた方が良さそうとなって、急に様々な手続きに奔走することに。
そんな時に、近くに住んでいた母や父が昼夜問わず子供を預かっていました。
日中、極限まで仕事や諸々の用事をこなして疲れ切った時に、助けてもらえるのは本当にありがたいものです。
子育ては大変です。
結婚して子供を授かってみないと分からない大変さがあります。
また、健康な子だけではありませんし、つわりの酷い軽いは人それぞれです。
妊娠中の助け、もしもの時に手伝ってもらえる、または子育てに疲れ切った時に相談できる。
そんな家族なら近くに住んで損は全くありません。
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