妻の両親との近居には良い面もありますが決断は慎重に
妻の両親と近居するのが一番気楽、と書かれたコラムがありました。
主人が仕事に打ち込んで、家庭をあまり手伝うことが出来ずとも、嫁の両親がケアしてくれるからと紹介されています。
また一方では、妻が殆どを実家で過ごして、新居には夜位しかいない。
そんなご主人のお悩みもあったり。
結局、暮らしやすいのかそうでないのか、気になる内情を見てみましょう。
結婚し子供を育て、子育ては祖父母も交えて、困難は分け合って、喜びは何倍にも。
そんな生活を望んでの近居だったはずが、帰宅したら実家に居ますのメモ一つきり、ご飯もない。
節度のある義両親なら「主人が帰る時間には家に居なさい、来すぎですよ」と言ってくれる筈ですが。
独り立ちできない娘、子離れできていない親だと気付けずに近居を開始してしまうのは、危険です。
当事者は問題を感じていないから、夫側から働きかけないと関係は改善されませんので厄介です。
夫くんはまだ若いから大変だろう、と、嫁の両親から援助されるのに、男性は傷つきます。
結局得しているのに、嫌だなんて贅沢な、我儘だわ、と思われるかも知れませんが。
嫁に出した娘が、新居をピッカピカに張り切ってお掃除したところを、
「ま、お若いからまだ力が足りないのでしょう」と義理母がハウスクリーニングを呼んだと置き換えるとどうでしょう。
結果は確かに綺麗にはなりますが、明らかに嫌味な行動ですね。
思いやりと想像力が大切です。
複数世帯で暮らす経験のない者同士なら、一方のあたりまえを他方に押し付けすぎてはいないか、時々客観的に見るように努めることが重要です。
否定的な面だけではなく良いところも沢山あります。
育児、出産の際にはやはり近所に動ける人が居てくれるだけで助かります。
第一子なら何とかなるにせよ、第二子を考えるには自分たちだけの世帯では上の子のお世話が難しいです。
かといって里帰り出産も、何か月も妻と子と離れるのは寂しいものです。
上の子に久しぶりに会ったら緊張されたよ、と悲しい目に遭ったりします。
子供が小さい間は、もしもの際に力が借りられるのは有り難いです。
個人の主観ですが、そのうちに、との考えはお互いに早々にあるかなしを決めた方が良いです。
そのうちに、と子世帯が言葉を濁していると、親御さん世帯は身軽に近居に踏み込んですぐお隣に越して来るかも。
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