平屋の縁側の間取りとは?
私は知りませんでしたが、世間では縁側カフェというものがあって、それがなかなか人気を博しているようですが、
大自然を目の前にしての食事やお茶はさぞやおいしいものではないかと容易に想像できます。
この高温多湿で日本の夏にはアメリカの夏とは違って非常にムシムシと過ごしにくい季節であります。
そんな高温多湿の季節を持つ日本ならではの、できるだけ快適に過ごそうというようなさまざまな知恵が、昔から考えられてきたのではないでしょうか。
そのなかの一つに縁側があります。
平屋の間取りに縁側を組み込みたいと考える人は多いようです。
平屋はちょっと昔の日本では当たり前のように町で見かけましたが、そんな平屋の良さを見直されて最近では、どのハウスメ-カ-もホ-ムペ-ジのトップに平屋の画像をのせています。
そんな平屋もさることながら、間取りのなかには縁側もみなおされています。
縁側はみためにも風流ですが、生活に幅を持たさてくれる日本の貴重な文化の一端でもあります。
縁側は実にあいまいな空間です。
家の中でもないし、外でもないようなうちの中と外の世界を結びつける死後の黄泉の国のような世界なのかもしれません。
平屋の間取りに縁側をいれたいと希望される人が増えてきているようですが、縁側は昔からさまざまな場所として使用されてきました。
ゆったりとお茶をのみながらリラックスできる空間であったり、雨降りの時には洗濯物を干す空間であったり、外の空間であるので植木の世話やはたまた梅干をほしたりとか作業場所としても重宝されてきました。
読者から頂いた感想
あいまいさを尊重する文化を大切に家を作る!(30代 男性 )
縁側に代表されるような「あいまいさ」は日本の文化の各所に見られます。
日本語は同じ言葉をたくさんの意味で捉えますし、例えば人付き合いも、日本人はいろんなことをあいまいにします。
そして建築にも、その文化のあり方は洋風文化を多く取り入れた現在でも生き続けています。
日本人は古来から、影を愛してきたと言われています。
光り輝く豪華絢爛な装飾よりも、影に一灯のささやかな明かりを愛した民族なんだそうです。
影もまた、その空間の存在をあいまいにするものです。
そんなところに、私たちが平屋の縁側のある間取りで落ち着ける本当の理由があるのかもしれません。
記事を読んでいると、そんなようなことをしみじみと考えさせられました。
平屋建ての総合情報
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