ビレッジハウスのリノベーション具合は、どんなもの?
古くなった雇用促進住宅をリノベーション、ビレッジハウスとして生まれ変わった。
こんな風に宣伝されているビレッジハウスですが、写真で見る限り大規模な改修はおこなわれていない模様、これでリノベーションなのか?と感じます。
リノベーションとは「革新・刷新」のことである。
手元の辞書には、こんな風にのっています。
住宅業界で使う場合には、建物に大規模な改修を加えること、リフォームとは規模が違ってくるのです。
求職者が2年程度住むことを考えて、昭和のころに日本中に建てられた公営マンション、雇用促進住宅。
これらをリノベーションして、低家賃のマンションとしたのが「ビレッジハウス」。
雇用促進住宅といえば建物は古い、室内は経年で良い状態とはいえない。
エアコンや網戸すらない、こんな風にいわれていたのが雇用促進住宅。
それだけに、近年では入居者が減少、ずいぶん空き部屋を抱えていたといいます。
それで、ビレッジハウスを運営する企業がリノベーションをおこなったといいますが、、、。
さて、どんな風にリノベーション、新しくなったのでしょうか?
例えば東京昭島市にあるビレッジハウス。
間取りは2Kで29平方m、これで家賃は3万3,000円から3万6,000円。
これは近隣の物件と比較してもずいぶん安い部類です。
しかし、建物は4階建ての鉄筋造りなのですがエレベータはありません。
そして、部屋は4帖半の和室と6帖のフローリングの部屋。
バスは公団住宅によくあるステンレス製のもの、ユニットバスのほうが広いであろうという感じ。
トイレは、壁などは写真で見る限りリノベーション済みのようですが、シャワートイレではなさそう。
しかもトイレ内に謎の配管が通っている、まあ使用上の不便はなさそうなのですが。
キッチンも昭和のニオイが色濃いシステムキッチン、こちらもむき出しの配管が壁に走っています。
ん、これがリノベーションなの?単に小規模なリフォームを施しただけじゃないの?
こんな風に感じるのですが、いかがでしょうか?
確かにリビングであろう、洋室にはクーラーやスポット照明が施されており、オシャレ風には仕上がっている。
しかし、ビレッジハウスのHPには書かれていませんが、洋室やエアコン。
これらが付いた物件に住むには、それぞれオプション料金が必要だとか。
この昭島市のビレッジハウスならば洋室で+2,000円、エアコンで+1,000円が家賃に上乗せされてくるはず。
これにシャワートイレやガスコンロといった、最近の賃貸住宅ならば付いてくる設備。
これらにもそれぞれ、月額1,000円のオプション料金がかかるというのです。
さあ、これらをどう考えるか?オプション料金を支払っても、やはり安いには変わりがない家賃。
しかし、この程度の改装でリノベーションと大々的に報じるには、どうも弱い。
ビレッジハウスの室内写真を見ていて、そんな風に感じるのですが。
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