1,500万円の中古の家は購入してからが大変だと思うぞ!
1,500万円の中古の家は、比較的高条件のものが見つかります。
しかし持家は手を入れてやらなければいけないもの。
1,500万円で購入すればそれで終わりではないのです。
それは、中古の家でも新築でも同じことなのですが。
1,000万円以下の中古の家となると、なかなか条件がいいものは見つからないと、別項に書きました。
しかし、1,500万円では話はずいぶん変わってきます。
その差たかだか500万円、ちょっと高めの自動車1台分に過ぎません。
しかし人間の心理にはどこかでボーダーを引きたくなるのもの。
条件的に厳し目ならば1,000万円以下に、まだ見るべき点がある中古の家ならば1,500万円程度に。
申し合わせをしたとは思えませんが、そんな風潮が不動産業界にはあるのかもしれません。
例えば築年数がそれほどたっていない築浅の物件を条件に1,500万円程度の中古の家を探す。
、、、当然地域にもよるのですが、これはそれほど無謀な試みではありません。
しかし一戸建ての家には、早かれ遅かれ手を入れてやらなければいけないことを、購入時には忘れがちです。
例えば外壁の補修、築10~20年が目安ですから、築浅の中古の家ならばちょうどリフォームの時期かもしれません。
塗り替えならば予算は数10万円で済みますが、サイディングを張り替えるなどのものになると100万円程度は必要です。
また築20年程度ならば、ユニットバスなど住宅設備の交換を考えなければいけない時期。
屋根なども大幅に手を入れなくてはいけないかもしれませんから、必要になる予算は数100万円。
1,500万円で築浅の中古の家を購入したから、家計への負担も少なくて済んだ訳ではない。
手を入れてやることを忘れてはいけないのです。
1,500万円の築浅の中古住宅ならば問題はないかもしれませんが、築年数がたっているものの内装はリフォーム済み。
きれいだし家は広いし、、、こんなケースはもっと用心しなくてはなりません。
壁紙が張り替えてあるだけでずいぶん見栄えが良くなるのが内装、加えて住宅設備が新しければ住むのに何ら問題はなさそうです。
しかし壁紙の下がどうなっているか、水廻りがどうなっているかは、素人にはわかりません。
しばらくたったら壁紙がよじれ始めた、、、家自体が歪んでいることが原因かもしれません。
水廻りをよく調べてみたらシロアリや雨漏りで腐食が進んでいた、、、リフォームに1千万円ほどかかるケースです。
これらが明るみに出るころには、当然のごとく保証期間は切れてしまっています。
大切なのは、住宅を購入する前にプロの目で点検をすること、近年一般的になりつつある住宅診断をおこなうことです。
中古の家は購入後にも金はかかりますし、購入時には用心しないとハズレをつかまされかねないのです。
平屋建ての総合情報
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