積水ハウス 5年点検

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何も気になるところがなければ、正直「めんどくさいな」とさえ思えるであろう5年点検。

 

ですが、これを受けておかないとしかるべき保証やメンテナンスが受けられなくなりますので要注意！

 

100均で買った物なら、すぐ壊れたとしても「まあ、100円だしな」と諦めもつきますが（そうでない人もいるかもしれませんが）、それが数千万円の家だとしたらそうはいきません！

 

借金してまで建てた家が欠陥住宅だったら･･･

 

なんて想像もしたくない展開ですが、もしそんなことがあったとしてもメーカーの対応次第では騒ぎを荒立てず穏やかに治めることができるのではないでしょうか。

 

積水ハウスの場合は、引き渡しから3ヶ月目の点検にはじまり、1年点検、2年点検、5年点検、10年点検、15年点検と定期的な点検を実施しています。

 

気になることがあればそのタイミングで相談できるので、取返しのつかないような事態は回避できるはず。

 

だいたい、「そろそろ、なにか不具合とか出てくるかな？」という絶妙なタイミングで定期点検が設定されているので、オーナーさんの立場としては安心ですよね。

 

でも、定期点検って具体的にどんなことをするのでしょうか？

 

1年、2年はまだ「新築」ですからあまり不具合も感じないでしょうが、住んで5年くらい経つと家のどんな部分に劣化が見られるようになるのか。

 

5年点検の中身が気になります！

 

積水ハウスの公式サイトでは、5年点検の項目に次のように記されています。

 

「点検の結果に基づいて、今後のお手入れ方法などをアドバイスします」

 

･･･ハイ、これだけじゃどんな内容の点検なのかわかりませんよね。

 

そこで、実際に積水ハウスの5年点検を受けたことがあるというオーナーさんの書き込みを参考にしてみると、以下のような基本点検がメインのようです。

 

• ドアのたてつけのチェック（建物の歪みと関係がある）
• 壁紙クロスの亀裂や剥がれ（漏水や建物の歪みに起因している可能性があるため）
• シロアリのチェック
• 屋根裏の漏水の確認

 

その他、この方は「システムキッチンの継ぎ目」「バスルームのドアのたてつけ」「インターフォンの画像」など気になる部分を見てもらったとのこと。

 

これらは無料だったそうですが、フローリングの傷を補修するのは有償。

 

「どの部分の保証が、どのくらいの期間で設定されているのか」「何年目までは無料補修で、何年目から有料になるのか」事前にしっかり確認しておく必要がありそうですね。

 

積水ハウスに限らず、各種パーツや設備の保証を「10年」としているメーカーって多いです。

 

わかりやすく言うと、「10年までは品質を保証しますけど、その先は保証できません。できればそのタイミングで交換したほうが良いかもしれませんね」ということです。

 

ですから、5年点検まではほとんどお金がかからず、怖いのは10年点検以降。

 

積水ハウスだと、10年目でシロアリ対策に13万円、火災報知器の交換で4万円（＠8,000円×5個）、外壁の補修に3万円、そして保証期間を10年延長するのに13,000円かかったという方もいます。

 

※ちなみに、積水ハウスの場合は構造躯体と雨水侵入防止の保証が「20年」となっていますが、10年目の無料点検と有償補修を受けることが20年保証の条件となっています。

 

いきなり20万円もかかるのか･･･

 

というのも個人的にはビックリですが、15年点検には外壁のシーリングの補修や屋根・外壁の塗装なども必要になってきますので、場合によっては数百万円の出費なるかも！

 

できれば5年点検のうちに今後のメンテナンススケジュールについて綿密に話し合い、予算的な部分もしっかり確認して少しずつお金を貯めていったほうが良さそうです。

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