機能性を重視した家
最近ではIKEAをはじめとして北欧の住宅やデザインが注目を浴びています。
どうしてこうも北欧の文化が日本に浸透しつつあるのでしょうか。
北欧全般に言える事ですが、日本と比較して北欧の人々は民度が高いと言われています。
確かにハイセンスな感性が生活にとても密着していて、毎年厳しい冬をのりきっている人々とは思えないほどの素晴らしい文化に培われた感性をもって、多くの人々が幸せに機能的に生活されているようなきがします。
冬が大変に長い北欧ではその習慣からか伝統的に、家でもしくは家族で過ごす時間や空間をを居心地よくしようと、住まいには他の国の人々と比較してもかなりの手間と時間をかける習性のようなものがあります。
そして寒さが厳しい風土によって断熱性や気密性といった家の性能に非常に重点がおかれていて、その結果、平屋建てに限らず優れた家が誕生。
その高い機能的な性能をもとに真冬であってもエネルギー消費をセ-ブすることが可能になりました。
つまり北欧の住宅には厳しい大自然の中で培われてきた住居に対する知恵が結集されているのです。
北欧ではヨ-ロッパの国々と同様に何世代も住み継いでいくものという意識が働いていて現代の日本人の考え方と対極に位置しているように思います。
日本では新築を購入することが、ステイタスというような位置づけになっているのですが、北欧では古いいわゆる味のある家に人気が集中する傾向にあります。
例えば数百年を経過した家を購入したということであるとかが、半ば自慢を交えて語られるのです。
そのために修復という理念が浸透していてホ-ムセンタ-などの繁栄に貢献しているのです。
北欧デザインに学ぶこと。(30代 男性 )
北欧のデザインが日本で人気が出だしたきっかけはなんだったんでしょうね。
それまで飽くまで工業的だった日本のものに、手作り感をもたらしたのも北欧デザインかもしれません。
北欧ではとにかく良い建築デザイナーが育つようです。
家具のデザインにも有名なデザイナーをたくさん輩出していますし、有名でなくても素敵なデザインをするデザイナーがたくさんいます。
そんなデザイナーが育つ土台が、あちらにはあるのかもしれません。
比べて、日本ではデザイナーの社会的地位はかなり低いですからね。
確かに、新築をステータスとするようなところが、日本の文化には見受けられます。
北欧の古い平屋建てに長く住む暮らし方が日本人を魅了するのは、高度経済成長期を向かえ、追いつけ追い越せでがむしゃらに働いてきた日本人が、改めて”暮らし方”というものを考え出した兆しなのかもしれませんね。
平屋建ての総合情報
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