屋根も自分らしいスタイルで!積水ハウスの屋根材の特徴を調査
目次
積水ハウスの屋根材といえば、セキスイからわ!……ですが、セキスイかわらは平成25年で販売中止になってます。
そこで、今回は積水ハウスなどの大手メーカーで使われる、一般的な屋根材について特徴とメリット、デメリットをまとめてみました!
屋根材の選択といえば、家を新築する際に非常に重要な選択肢の1つであることは間違いありません。
大手ハウスメーカーの積水ハウスといえども、担当者の知識や経験にはどうしてもばらつきが発生するでしょう。
ですから、施主(家を建てる人)が自分自身の知識を増やす努力を惜しまないことが大切ですね。
平屋建てを考えているならば、屋根材の選択によって、夏の暑さ対策に雲泥の差が出てしまうことも!
⇒ 平屋の夏は暑い!暑さ対策のために、まずは原因を知っておこう
屋根材の選択を間違えれば、雨漏りの原因にもなり兼ねませんから、慎重に選択していきましょう。
セキスイかわらMF
瓦と言っていますが、素材はガルバリウム鋼板です。
軽くて錆びにくく、メンテナンスがほぼ必要なくて、価格も安く、本当に良いものを研究し取り入れている注文住宅の専門家的ハウスメーカー、イシンホームでも使用されています。
弱点は凹みやすいことと、雨音がうるさいこと。
セキスイかわらMFはちぢみを持たせることで、ガルバリウムの弱点「凹みやすい」を克服しています。
さらに裏面にウレタンを吹いているので、金属屋根の「雨音がうるさい」というデメリットも払拭。
ガルバリウム鋼板をグレードアップさせた素材と考えて差し支えありません。
セキスイかわらU
40年前に販売されたセキスイの大ヒット商品です。
かわらと言えばセキスイかわらUと言われるほど。
その他
かわらBrook、かわらイオルーフ、セキスイかわらS・SⅡなどなど、積水ハウスは独自に自社で開発した屋根材を使用していました。
もちろん、カラーベストやカルバリウム鋼板の平葺きもあります。
どちらを選ぶかは、メーカー側の話によると半々のようです。
ここまでつらつら書き連ねましたが、セキスイかわらシリーズは平成25年10月から販売を終了しています。
というわけで、今回は一般的に使用されている屋根材の特徴をまとめます。
カラーベスト・コロニアル
いわゆる化粧スレートです。
カラーベストとコロニアルが爆発的に普及したため、化粧スレートそのものを指してカラーベスト・コロニアルと呼ぶこともあります。
色合いが豊富でコストが安く、軽量なので耐震性もそこそこ。
割れに弱く、メンテナンスが必要なのがデメリットです。
ガルバリウム鋼板
化粧スレートよりもさらに軽量で、耐震性が高く、しかも寿命が30~50年と長く、メンテナンスがほぼ必要ありません。
加工しやすいためデザインも豊富です。
凹みやすいのと、金属板のため雨音が大きいのがデメリット。
日本瓦
現在ではほとんど使われなくなりました。
陶器なので経年経過で風合いが色あせることなく、強度も高くほぼメンテ不要。
寿命は50年~100年と言われています。
重量があるので、他の材質に比べると耐震性がないのがデメリットです。
積水ハウスなどの大手メーカーではほぼガルバリウム鋼板か化粧スレートの2択でしょう。
どちらを選ぶかと言われたら、費用の面でも、性能の面でもガルバリウム鋼板の方がおすすめです。
ですが、それは新築時の話。
リフォームの際は新築時とは別の計算方法で費用を算出しますので、一歩踏みとどまって一考する必要があります。
「太陽光発電には興味あるけど、和風の家にパネルを載せるのってちょっとチグハグだよね」
「太陽光発電って、パネルが悪目立ちするんだよね」
・・・と、太陽光発電パネルに対して苦手意識をお持ちの方も多いでしょう。
機能性か?デザイン性か?に二択を迫られ、どちらを諦めざるを得なかった方も多かったかもしれません。
積水ハウスの屋根材は、そんな隠れたニーズにバッチリ答えてくれるもの。
積水ハウスで家を建てた方の多くが採用しているのが、コチラの太陽光パネルと一体化した瓦屋根です。
出典:積水ハウス 公式サイト 屋根瓦と一体化した美しいデザインで周辺の街並みにも調和する積水ハウスオリジナル瓦型太陽光発電システム
「発電」というサイエンティックな響きと、「瓦」という古風な響きは、一見相反するものに思われるでしょう。
「どうやったらこの2つが結び付くの?」と思うかもしれませんが、それをやってのけるのが、さすが積水!ですね。
発電装置でありながらも、屋根瓦ならではの重厚感ある風情を実現している屋根。
出典:積水ハウス 公式サイト 屋根瓦と一体化した美しいデザインで周辺の街並みにも調和する積水ハウスオリジナル瓦型太陽光発電システム
同社はこの屋根材でグッドデザイン賞も受賞しています。
・メンテナンスフリー(つまり足場代もかからない!)
・山折・谷折り部分が多い寄棟屋根にも対応可
この2点がアピールポイントで、「初期費用はちょっと高くついても、長い目で見ればトータルコストは抑えられる」とオーナーさんの間でも好評。
和風のデザインにも違和感なくマッチするのは嬉しいメリットですよね。
太陽光発電をするとなると選べる屋根材が限られてしまうし・・・とお悩みの方はぜひ検討候補の一つに入れてみてください!
積水ハウスといえば「寄棟屋根」のイメージが強い方も多いかもしれません。
例えば、代表的なのはコチラの「イズロイエ」
屋根が4つの方向に流れているのが特徴的。
「和」の落ち着いた雰囲気を演出できるというメリットがある一方で、構造が複雑なので「費用が割高」「雨漏りリスクが高くなる」という声もあります。
瓦を使用している屋根のデメリットは、
・瓦を固定する釘が錆びる
・瓦を固定する板金に錆びが出る
・板金のつなぎ目に隙間ができる
・・・・こんな経年劣化現象もあり、こまめな点検と補修が必要になります。
この費用が結構高くて、他の業者なら100万円程度で済むところが積水ハウスだと2倍、3倍になるという声もあるんです。
「補修ではなく交換を勧められる」「積水ハウスオリジナルの塗料や建材を使っているため、割高になる」
こんな声もあり、「気軽に他の業者には依頼できないから、積水ハウスにメンテナンスを依頼するしかなく、結果的に高くなる」と嘆く声も多かったです。
見た目に美しい分だけ、それを維持するのにもそれなりにお金がかかってしまうという現実。
賃貸住宅に慣れてしまうとなかなかそこまで思い至らないことも多いのかもしれませんが、「屋根を美しく保つにはかなりのお金がかかる」ということを頭の片隅に置いておきましょう。
人も家も、「頭」は紫外線の影響を受けやすくとてもデリケートな部分なのです(どちらもメンテナンスには費用がかかる!)
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