積水ハウス 5階建て

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2014年の1月に発表、発売された積水ハウスの「BEREO　PLUS（ベレオプラス）」。

 

3～5階建ての住宅を建築し、その一部のフロアをアパートや賃貸マンション、貸店舗として利用することで、副収入を得ようという”併用住宅”のプランです。

 

積水ハウスではβシステム構造という通し柱を使用しない独自の工法で、耐震性をかくほしつつ自由な間取りを実現しています。

 

この”併用住宅”のプランが注目を集めているのにはわけがあります。

 

国土交通省が発表したデータによると、平成23年から25年にかけて、4～5階建て住宅の着工棟数24％も伸びると予想されています。

 

つまりそれは、市場開拓の余地が十分にあるということ。

 

4～5階建ての住宅は、ここ近年で中層住宅を建てようとするオーナーから、かなりの注目を集めています。

 

 

2012年には、スカイツリーのすぐそば、東京都墨田区の総合住宅展示場に5階建てのモデルハウスが登場したことも話題になりました。

 

5階建てを建てたメーカーはパナホームですが、その展示場には各ハウスメーカーの4階建て住宅がところ狭しと並んでいます。

 

5階建てというともはやビルですが、従来のビル型住居とは違う、ハウスメーカーならではの提案が随所に見られ、かなり面白い展示場になっています。

 

 

特筆すべきは、この5階建てモデルハウスが現れたのが東日本大震災の直後ということ。

 

さらに東京直下型地震の危険もささやかれる中、地震災害を受けやすいと言われる4～5階建ての住宅を並べてみせるというのは、ハウスメーカーの挑戦でもあります。

 

この総合住宅展示場で、東京直下型の地震に備える近隣の地域のニーズに、高い技術力と提案力をアピールするためです。

 

4階建て、5階建ての住宅が並ぶさまはもう住宅というよりはビルが立ち並ぶイメージ。

 

そのどれもが、賃貸マンションや貸店舗の併設を前提とした”併用住宅”の提案をしています。

 

土地の有効利用という観点から考えると、近い将来、専用住宅よりも併用住宅のほうが一般的になる日も遠くないかもしれませんね。

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