三井ホームの構造を検証!大手、三井ホームの構造の信頼性
木造ハウスメーカーとして人気の高い三井ホーム。
構造に2×4工法を採用していることは有名ですが、専門用語が多くて何を言っているのやら・・・。
というわけで三井ホームの構造体を細かくチェックし、分かりやすくまとめてみました!
正式には「枠組壁工法」と呼ばれています。
日本に伝わる「在来軸組工法」が柱と梁で構造体を作るのに対し、「枠組み壁工法」は壁をそのまま構造体として使います。
壁を構成する材料が2インチ×4インチのサイズなので、2×4工法と呼ばれるようになりました。
材料の種類は以下です。
- 2×4 ツーバイフォー(38mm×89mm)
- 2×6 ツーバイシックス(38mm×140mm)
- 2×8 ツーバイエイト(38mm×184mm)
- 2×10 ツーバイテン(38mm×235mm)
- 2×12 ツーバートゥエルブ(38mm×286mm)
- 4×4 フォーバイフォー(89mm×89mm)
材料はこの6種類と数種類の構造用合板だけで、これらのサイズが世界共通なので材料の大量生産が可能になり、大幅なコストダウンを実現しています。
壁をそのまま構造体として使うので、間取りに制約を受けてしまうことも特徴のひとつです。
一番の欠点は”歴史が浅い”ということです。
北米で生まれた2×4工法が導入されたのは明治の初期。
その歴史はまだ100年足らずです。
大量生産の追い風で爆発的に普及した2×4工法ですが、日本の風土に合っているのかを考えるには短すぎる時間です。
さらに「在来軸組工法」に比べると、構造体内の調湿の面で大きく劣ります。
壁の内部の調湿を疎かにすると、最悪壁が腐ってしまうということも十分に起こりえます。
さらに、壁が構造体になっているので、大規模なリフォームで後から間取りを変えることが出来ません。
大きな欠点としては以上の3つがあげられます。
三井ホーム壁に2×6の材料を使用し、厚い断熱層を設けることで遮熱、遮音の効果を高めています。
内部の空調は24時間の全館空調システムに任せていますが、機密性が高いので相性はいいです。
耐火、耐震にも強く、安全性の面で心配することはないでしょう。
壁内部の調湿ですが、グラスウールではなくロックウールを採用していて、施工後何年か経ってから断熱材がずり落ちるという心配はなさそうです。
外側の構造用合板の上にVFフェルトという空気の層が設けてあり木が呼吸することが出来るので、余程の施工不良がなければ壁が腐る心配はありません。
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