クールに決めるなら黒！新築の外壁に選ぶときの注意点
大人っぽく、重厚な高級感を演出する黒。
かっこいいですが、なかなか難しい色です。
そんな黒を新築の外壁で採用する場合の注意点をわかりやすく解説します。
新築の外壁で失敗しないためのポイントを押さえて、素敵な家を建てられる一助になりますよう。
無鮮色の一種である黒は、大人っぽさ、重厚感、高級感が大きな特徴です。
気持ちを落ち着かせる色であると同時に、重さ、暗さを表現する色でもあるので、扱いには注意が必要な色ですね。
安易に使うと、気を落とすばっかりで逆に落ち着かないという悲劇も・・・。
黒い外壁は意外と種類が少ないです。
特に深い真っ黒なものになればなるほど数は極端に少なくなります。
サイディングであればある程度選ぶ余地はありますが、タイルになると濃い灰色の様な色しかないのではないでしょうか。
他には炭モルタルといって、炭を混ぜたモルタルで黒を作ることも出来ます。
ですが、色は黒というよりグレーに近いものになるでしょう。
経年経過で汚れが目立つ、紫外線によって色が褪せ易いといったことから、真っ黒などこまでも深い黒を維持しようと思うと、それなりに維持費がかかってしまう高級な色です。
そはいうものの、最近では素材をきちんと選べばある程度は解消されます。
メーカーによって名称は違いますが、汚れを防ぐコーティングが施されているサイディングであれば、10年経っても真っ黒を維持できることもあります。
もちろん環境にもよりますが。
問題は熱を吸収してしまうので、室内が暑くなりやすいという点。
断熱対策をしっかりしないと、夏場は目も当てられない状況になってしまうかもしれません。
メンテナンス管理が大変な色という意味で、黒はとても難しい色ですね。
黒は無彩色なので、基本的には隣り合う色を選びません。
黒と色を合わせる際は、色の明るさと面積に注目すると印象を操作し易いです。
さらに、黒い部分を上に持ってくると動きのある個性的な印象に、下に持ってくると落ち着いた重厚な印象になります。
○黒×白
無彩色同士のハイコントラストなトーンでかなり目立ちます。
同じ面積で使うとかなり落ち着かなくなるので、使うのであれば白をワンポイントとして使うのがおすすめです。
無彩色だけなので無機質、よく言えばクールな印象を与えます。
そこに至ってはグレーも一緒ですね。
○黒×有彩色
重厚な高級感を残しつつ、面に表情を与えることが出来ます。
高級感という意味では特に茶やベージュなどとの相性がいいですね。
黒の面性を広く、色みのある面積を狭くすると黒の表情が引き立ちます。
逆に、黒の面積を狭くすると、色みが引き締まって力強い印象になります。
例えば、ピンクの可愛らしいイメージはエレガントに。
茶色やベージュのナチュラルな印象は高級なアンティークの様な印象になります。
馴染みも深く、使い易い黒ですが、その分難しさのある色ですね。
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