免震には定評がある一条工務店の仕様をブリアールにも搭載可能
創業間もなくから、免震装置の開発に力を入れてきた一条工務店、ブリアールにももちろん搭載ができるのですが、問題はその価格です。
耐震性能が高い一条工務店の、平屋のブリアールを免震にする必要があるのか?
これは考えどころではないでしょうか。
一条工務店の創業地である静岡県浜松市は、地震のリスクが高い地域。
そこに津波の対策に防潮堤を造って欲しいと、一条工務店が300億円という寄付をおこなったことがありました。
300億円って!!一条工務店、儲かってるんですね、、、まあ、それは置いておいて。
このことでもわかる通り、一条工務店は地震に対する危機意識が非常に高い住宅メーカー。
例えば東京大学と共同研究をおこなうなどして、住宅の耐震性を高める取り組みをおこなってきました。
その結果、免震住宅では国内シェアの8割を超えるという、高いシェアを得てきたのです。
耐震・制震、そして免震、、、建物が地震に備える方法は主に3つ挙げられます。
耐震は住宅の構造を地震に備えられるぐらいにタフにすること。
制震とは住宅の中に地震のエネルギーを打ち消す仕組みを設けること。
そして、一条工務店が得意としている免震とは、地震の揺れが住宅に伝わらないようにする仕組みを造ること。
もちろんブリアールにも搭載は可能となっています。
地震の揺れが、建物に伝わらないようにする免震。
基礎部分と住宅の間に揺れを吸収する素材が入っているのですが、免震は建物の規模にかかわらず有効という特徴があります。
巨大なビルと同じ仕組み、それだけでずいぶん安心な気分になりますね。
地震と同じような揺れを住宅に加えるような実験をおこなっても、家具が倒れたりはしないとか。
非常に心強いのです。
じゃあ、免震装置をブリアールに搭載しよう!と思ったとして、問題はここから。
ブリアールに一条工務店の免震装置、そのオプション価格、1階の床面積×14万円。
平均的な住宅ならば300万円近くかかってしまう計算になります。
ちょっとゆったり目の平屋のブリアールを建てたいと考えるならば、床面積は40坪は欲しいところ。
、、、560万円!!地震で家がつぶれる前に、家計が押しつぶされてしまいそうです。
まあ、一条工務店を少し擁護しておくと、他のメーカーの面新装置と比較すれば、これでもずいぶん割安ではあるのです。
しかし、そこまでして免震装置をつける必要があるのかどうかについては、少々疑問があります。
そして、ブリアールなどの構造は、在来工法ではあるものの耐震性は考慮したモノコック構造。
通常の在来工法よりはタフなものになっているのです。
ましてや、揺れが小さくてすむ平屋なのです。
まあ、そこあたりは価値観の違いなのでなんともいえないのですが、平屋のブリアールに免震はオーバースペックの気がします。
それより屋根瓦を軽くして、トップヘビーの構造を解消したほうが良いのではないか?
家計の負担も軽くなりますしね。
平屋建ての総合情報
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