auでんきにオール電化向けプランが存在しない理由
生活に必要なエネルギーを全て電気でまかなうオール電化住宅にお住まいのみなさんにとって、月々の電気料金をいかに抑えられるかは重要な問題。
電力自由化でauでんきに切り替えた場合、どんな影響が出るのでしょうか?
そもそも、auでんきにはオール電化向けのプランはあるの?
各地域の電力会社(一般電気事業者)にはいくつかの料金プランが用意されており、私たち一般家庭でもライフスタイルに合わせてプランを選ぶことができます。
電気の使用量が多くなりがちなオール電化住宅向けのプランもありますが、それはどのような特徴があるのでしょうか。
そしてauでんきはそのプランに対抗できるの?
ガスを使わず、あれこれぜ~んぶ電気でまかなうオール電化住宅。
歳をとるとガスを使うことには不安がありますし、私もいずれ平屋を建てるなら老後も見据えてオール電化にしたい!と思っています。
しかし、心配なのはやはり電気料金のこと。
これまでは、大手電力会社はオール電化向けのオトクな料金プランを設定していて、時間帯に応じて電力単価が異なるプランなどを選ぶことができていました。
しかし、電力自由化後はどうなるのか?新電力会社でもオール電化に特化したプランは用意されているのか?
残念ながら、auでんきに関していえば「否」・・・。
公式HPにも、「オール電化住宅にお住まいの場合はお申込みいただけません」と明記されています。
たとえauのキャリア端末を使っている方でも、オール電化住宅に住んでいる人はauでんきに切り替えることはできないということです。
auでんきの「売り」は、ズバリ料金プランがシンプルでわかりやすいこと。
「契約したアンペア数に応じた基本料金 + 使用量に応じた電気量料金単価×使用量」というシンプルな構成で計算されます。
一方、例えば東京電力の「電化上手」というプランだと、季節や時間帯に応じて電力量料金単価が異なります。
ほとんどの家庭がエアコンを使い、全体として電気が足りなくなる夏季(7月~9月)は単価が高くなりますし、逆に電力需要の少ないシーズンは同じ時間帯でも単価が安くなります。
1日の中で見てみても、
- 昼間(AM10時~PM5時)、
- 朝晩(AM7時~AM10時、PM5時~PM11時)、
- 夜間(PM11時~AM7時)
の3段階で異なる単価が設定されています。
このシステムを利用すれば、
- 「割安な時間帯にエコキュートでお湯を沸かしておく」
- 「電化製品を使った家事は朝7時までに済ませておく」
など生活スタイルをちょっと変えるだけで電気料金を効果的に低減することができるわけです。
他にも、電気料金が5%割引になる「全電化住宅割引」などもあり、オール電化の家庭に優しいサービスが充実しています。
auでんきも、いずれはサービスの幅を広げていくはず。
こういったプランが提供されるようになるのではないか・・・と期待しましょう!
auでんきは、新しく電力業界に参入してくる企業の中でも規模が大きいほうですし、注目度も高いですよね。
そんなauでんきにさえもオール電化に対応したプランがないのであれば、他はどうなんだろうと気になりませんか?
調べてみたところ、今の段階ではオール電化に特化したプランを設けているのは大手くらいのものです。
auでんきのライバルとも言えるソフトバンクでんきでも、オール電化住宅に向けた割引プランはありません。
その理由としては、「停電が起こった場合のダメージが大きい」などが挙げられます。
ただ、今後は太陽光発電&蓄電池&オール電化をセットで導入する住宅も増えてくるでしょうから、万が一の場合は蓄電した電気で生活をまかなうことができます。
また、発電や買電、エネルギー消費をコントロールできるHEMSというシステムの導入もどんどん進んでいますので、万が一の事態にも備えることができます。
これからは、「オール電化を導入したら電気料金を割引します」といったセットプランを設ける企業も出てくるのではないでしょうか。(例えば、スマートハウスを売る住宅メーカーなど)
これから私たちの住宅事情はどう変わっていくのか、電気との付き合い方はどう変わるのか、色んな可能性があって楽しみな時代ですね!
平屋建ての総合情報
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