雨漏りはDIYで修理できる!?方法を確認!
雨漏りしているけど、時間やお金の事情で今すぐには修理できない。
それでも雨は漏ってくるし・・・。
そんな時は応急処置的にDIYするという方法がありますが、具体的にどうすれば雨をブロックできるのでしょうか?
ここでは、屋根の種類別に雨漏りをDIYで修理する方法をまとめてみました。
どんなこともネットで気軽に検索できる時代。
もちろん、雨漏りをDIYで修理する方法だってネットで解決できます!
気軽に検索して気軽にDIYできるとは言っても、雨漏りの修理は高所作業。
素人が軽い気持ちでやると思わぬ事故を招くことがあります。
まずは、具体的な方法を確認する前に基本的な心得について確認しておきましょう。
安全な足場を確保すること
不安定な場所では作業しない、命綱をつけるなど、命を守る対策を徹底してください!
天候が悪い日は避ける
突然の雨で、焦って脚を滑らせた・・・なんてケースもありますし、雨が降ってきたらせっかくの作業も水の泡。
事前に天気予報を確認して、天候に恵まれた日に行いましょう。
作業中の熱中症にもご注意を!
使う道具は手元に用意してから
作業を始めてから「あれがない、これを忘れた」と行ったり来たりするのは非効率ですし事故の元になります。
事前に必要なものを確認し、手元に一通り用意してからスタートしましょう。
「突然の雨漏り!すぐには業者を選べないし、自分では修理できないし。とりあえず、雨を除けたい。」
そんな時は、ひとまず問題の箇所にブルーシートをかぶせておきましょう。
そして、砂利を詰めた土嚢袋や防水テープで固定します。
・・・と、これだけなら誰にでもできる簡単なDIY方法に思えますが、ちょっと注意点が!
土嚢袋に細かい砂や土を詰めてしまうと、雨水で泥水が発生し、それが排水溝を詰まらせることになってしまいます。
できれば、テープを隙間なく張って、その上に大きめの石(泥水が出ないような)を詰めて載せておくことをオススメしたいですね。
うちの父もそうでしたが、器用な方だと雨漏りの修理くらいは自分でできてしまったりします。
保証が効かないのでリスクも高いですが、「あと数年で建て替えるのだし、この建物に余分なお金を使いたくない」ということならDIY修理にチャレンジしてみるというのもアリでしょう。
屋根材の種類によっても方法が違いますので、ご自宅の屋根に合った修理方法を確認しましょうね!
スレート屋根の場合
- ①高圧洗浄で表面の汚れを落とす
- ②ヒビ割れや亀裂が生じている部分をコーキングで埋める
- ③シーラー(安定剤のような下地)で下塗りする
- ④タスペーサー(屋根材内部の湿気を逃がすための部材)を設置する
- ⑤中塗りを行う
- ⑥仕上げ塗りを行う
ざっくりと、こんな流れになっています。
一番のポイントは、④のタスペーサー。
かつては「縁切り」と言われた作業で、これがうまくいかないと雨漏りしやすくなるんですって!
続いて、瓦屋根の修理方法をチェックしていきましょう。
瓦屋根の場合
- ①割れた瓦を外して、瓦とその下のゴミを掃除する
- ②瓦を防水テープで補修する
- ③②の瓦をはめ込む
瓦の場合は、防水テープの他に「パテ(接合材)で補修する」という方法もあります。
どうしてもうまくヒビが埋まらない場合は部分的に新しい瓦に交換することも検討したほうが良いでしょう。
このように、言葉で書くと意外に簡単そうにも思える雨漏りのDIY修理。
ですが実際にやってみるとそうスムーズにはいきません・・・。
まずはトライしてみる!というのは大事ですが、大切な家や家族の生活を守るためにも早い段階で(傷口が広がらないうちに)、専門業者にSOSを出す潔さも必要になりますよ。
雨漏りを自分で修理するってどうなの?知っておきたい注意点
ハウスメーカーで無料修理を受けられる期間を過ぎてしまうと、雨漏りもどうにか自分で直そうと思ってしまうかもしれません。
ですが、資格の要る高所作業を素人が軽い気持ちで挑戦するのは色んな意味で危険!
かえって状況を悪化させることもあります。
雨漏りを自分で修理することの注意点についてまとめてみました。
器用な方だと、自宅の雨漏りも自分でどうにかしようと思うかもしれません。
しかし、素人仕事には思わぬ罠もある!
うちの父もよくやっていましたが、家の雨漏りは一応、自分でも修理できるんです。
が、ハッキリ言いますが素人仕事は「完全」ではありません。
あくまでも応急処置としての修理ですから、その点は心得ておいたほうが良いでしょう。
父は仕事柄、DIYは得意な方でしたが、それでも数か月後には再び雨漏りが始まりましたので。
我が家はスレート屋根だったので、亀裂部分をコーキングで埋めたようですが、下塗り・中塗り・仕上げ塗りと本人的には完璧に仕上げたつもりでもやっぱりダメだったんです。
結局、業者さんに来てもらって本格的な修理をお願いすることになりました・・・。
ハッキリいって時間と材料費の無駄ですよね。
「メーカーにお願いすると高くつくから」と節約したい気持ちはわかりますが、自分で修理して傷口を広げたら何の意味もありませんよ。
その点は注意点として強調しておきたい!
業者さんにお願いして修理してもらう場合は、耐候性に優れたグレードの高い材料を使うようです。
しかも、お金をもらって修理するわけですから、基本的には「これでまた雨漏りしたら無償でもう一回直します」みたいな保証がついてきます。
が、自分で修理する場合は当然のことながらそんな保証はありません。
失敗して雨漏りがひどくなっても、それは自己責任。
下手に手を加えたことで、ハウスメーカーの保証を受けられない・・・なんてことにもなり兼ねませんので、注意点として「素人は下手にDIYしないほうが良い」とも言えます。
まずはハウスメーカーとの契約内容を見返してみて、雨漏りの保証がどうなっているのか確認しましょう!
うちの実家は積雪が多い地域なので、冬場はワンシーズンにつき2~3回は雪下ろしの作業が必要になります。
私も何度か家の屋根に上がって作業したことがありますが、想像しているよりもアブナイですよ。
ちょっとした油断で足を滑らせて・・・って若い人でもあり得る事故です。
雪のあるシーズンならば雪が緩衝材になって命は救われるかもしれませんが、雨漏りの修理をするような季節(例えば梅雨時)は雪がないですよね。
頭から落ちたら、命に関わる重症ですよ。
自分で雨漏りを修理する注意点としては、実はこれが一番重要!
雨漏りの修理をしていて落下してケガをして働けなくなったなんて、シャレになりません。
高所作業や建築の仕事を専門にしているとか、過去にそういった作業の経験があるとか。
そのような方以外は、下手に自分で直そうと思わず、まずは建てたハウスメーカーさんに相談するのが確実です!
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