トタン屋根の雨漏り、どうする?適した修理方法を教えて!
屋根の雨漏りは、屋根材の種類によっても修理方法が異なります。
ちょっと前の時代に多かったトタン屋根にはどんな方法が適しているのか?
また、修理方法を選ぶ場合の注意点とはどのようなことか。
トタン屋根の性質を考慮の上で、ベストな選択をするためのポイントをまとめてみました。
そもそも、トタン屋根とはどんな屋根材なのでしょうか?
雨に対する耐久性はどうなのか?
うちの実家もそうでしたが、古い住宅ってトタン屋根が多いですよね。
トタンとは、簡単に言うと金属製の屋根材で、より詳しく言うと「亜鉛メッキ」の鋼板です。
瓦に比べて「軽量だし加工しやすい」ということで一時期は流行りましたが、
- 「雨漏りしやすい」
- 「遮音性や遮熱性に劣る」
- 「金属製なので錆び対策が必要、定期的に再塗装しなければいけない」
といった理由で別の屋根材が使われるようになったようです。
実際、うちの実家も屋根の雨漏りがヒドく、父のDIY補修でしのいでいましたがついに数年前にガルバリム鋼板に葺き替えました。
ガルバリウムも同じく金属製の屋根材ですが、トタン屋根に比べて雨漏りに強く全体的な性能もUPしているのです。
他に、既存のトタン屋根の上から防水シートやコンパネ(コンクリートパネル)をかぶせるカバー工法という修理方法などがあります。
では、なぜトタン屋根は雨漏りしやすいのか?
原因の一つが「錆び」です。
金属ですから「錆び」という形で経年劣化が進むわけですが、その弱った部分に穴が空いたりして雨漏りが始まるというわけ。
修理方法としてはその穴をふさぐことがメインとなりますので、「まずは応急処置でDIY」という場合は、
- ブルーシートをかぶせる
- コーキングや防水テープで穴を埋める
などの方法がありますが、経験上、コーキングで埋めても数か月後にはまた雨漏りします・・・。
「トタン屋根で雨漏りするのは、葺き替えが必要な時期にさしかかっているサインだ」と指摘する専門家もいますので、素人判断せずになるべく早めに専門業者に相談するのがベスト!
専門業者による雨漏りの修理方法としては、トタン屋根を剥がして他の屋根材にリフォームするというのが最も確実。
費用も高額で、ガルバリウム鋼板への葺き替えは安くても10,000円/m2くらいはかかりますが・・・、築年数20年、30年となったらそのくらい思い切った修理方法をとらないと根本的な解決にはならないかもしれません。
一方、費用を抑えたいのであれば、「雨漏りしている箇所だけ部分的にトタンを貼り付ける」「コーキング剤を注入する」などの方法もあります。
どちらも安い業者だと3,000円/m2そこそこで対応可能な修理方法ですから、雨漏りが広範囲にわたらない程度であるならばそんな選択肢もアリですね。
いずれにしても、雨漏りに関してはどんな修理方法が良いのか素人には判断できないケースが多いです。
自己判断による簡易的なDIYが雨漏りを悪化させてしまうリスクもありますので、まずは無料で診断&見積もりをとれる業者を探してみましょう。
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